ソーシャルVRアプリ「Somnium Space」を運営するSomnium Space社が、独自の一体型VRヘッドセットの開発を進めていることを明らかにしました。
Somnium Space社によれば、VRヘッドセットの開発は、ハイエンドVRヘッドセット「XTAL」を手掛けるチェコのスタートアップVRgineersと提携する形で進行中とのこと。現時点ではスペックの詳細は不明ですが、Oculus Quest 2と同じチップセット「Snapdragon XR2」を搭載し、PCVRモードを実装することが公表されています。
新型VRヘッドセットの詳細は2021年12月に開催されるイベントSomnium Connectで披露される予定。同ヘッドセットには、オープン・ソフトウェアのエコシステムやモジュラー式のデバイス構造も導入される模様です。
Quest版「Somnium Space」も発表予定
また、Somnium Space社はOculus Quest版「Somnium Space」の開発にも言及。2021年12月にアルファ版をローンチする予定であることを発表しました。同社によれば、2022年から拡張を行っていくとのことです。
「Somnium Space」は、映画「レディ・プレイヤー1」に登場する“オアシス”のような、大規模かつ多人数で参加できるVR空間を目指して開発されているアプリ。2018年9月にアーリーアクセス版がSteamでリリースされました。
さらにVRgineersへの戦略的投資も公表。暗号資産プロジェクトにフォーカスしたファンドGemini Frontier Fundからの出資を受けたことも報告されています。一体どういったデバイスやアプリが登場するのかに期待です。
(参考)VRFocus
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