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VRを用いた“手術ナビ”が脳神経外科医の手術を変える

脳神経外科手術をサポートする、「SNAP」と呼ばれるAR/VR技術を用いた手術ナビゲーションプラットフォームが、医師の間で関心を集めています。

SNAP

VR技術を用いた高度な手術ナビゲーションプラットフォーム

カリフォルニア州オレンジカウンティに位置するホーグ記念病院のロバート・ルイス医師は、日々新しいガジェットや投薬療法などを取り入れている神経外科医です。

最近、彼が新たに目をつけたのはSurgical Navigation Advanced Platform(SNAP)。元イスラエル空軍のパイロットが開発した高度な手術ナビゲーションプラットフォームです。このプラットフォームはVR技術を利用しており、患者の脳内の腫瘍・神経・血管といった器官の外観を、VRヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)を装着してより詳細に把握することができます。

患者の脳は手術前にスキャンされ、生成された3Dモデルが医師らに送られます。

患者の脳をスキャンして生成された3Dモデル

https://www.youtube.com/watch?v=t2qO015yAl8

https://www.youtube.com/watch?v=F8v7vSxBTmQ
※動画は公開期間が終了し、現在は削除されています。

SNAP

Oculus Rift DK2を用いたシミュレーションの様子。SNAPのCOO兼社長のジム・ブランデンシュタイン氏によると、米国食品医薬品局(FDA)の審査をクリアし、配備できる状態にあるとのこと。

ホーグ記念病院ではSNAPを用いてすでに100人以上の患者の手術を行っています。ルイス医師は「私たちはSNAPによって、腫瘍除去速度を改善し、神経学的合併症の発生率の低下等の効果をあげることができた」のように語っており、実用性の高さを認めています。SNAPは、ロナルドレーガン・メディカルセンターをはじめとする10の病院でも使用が開始されており、また医学生の脳解剖学の学習にも利用されています。

また、Louis医師は2016年9月からさらにAR技術を手術に取りいれるためのテストを開始するとのこと。AR技術とSNAPを組み合わせることで術前に腫瘍の位置や大きさをより正確に把握することが目的です。VR/ARにより医療は今後もさらなる飛躍を遂げるものと期待されています。

(参考)
How Surgical Theater Changes The Way Neurosurgeons Operate(英語)
http://uploadvr.com/surgical-theater-neurosurgeons/


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