ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が、新型ハンドコントローラーなどの特許を出願(名称:入力デバイス)していたことが判明しました。明細書では、トラッキング処理精度の向上が目的とされています。特許関連ページはこちら。
特許からは、ハンドコントローラーの詳細なデザインが確認可能。現在のPlayStation Moveと比較すると、外観が一新され、VALVE INDEX(バルブ・インデックス)のコントローラーに近い形状となっています。米メディアUploadVRによれば、“半円”部分に内蔵されているのは、6DoF(※)対応のためのセンサーで、グリップには、フィンガートラッキング技術が導入されている可能性もあるとのこと。
(※6DoF:デバイスの向きと位置情報の両方を認識し、VR内で移動できるトラッキング)
ハンドコントローラーのデザインは、2020年現在の“トレンド”に則っていると言えるでしょう。アナログスティックの実装は、その例のひとつ。UploadVRは、同コントローラーのボタンの一部は、PlayStation 5の「シェア」と「オプション」に対応する可能性があると論じています。
特許では、このほかにも、PSVR2と思われるVRヘッドセット本体が、コントローラーをトラッキングできることが示唆されています。同ヘッドセットはトラッキングに、インサイドアウト形式を採用しているのかもしれません。
今回確認された特許が、製品に反映されるか否かは不明であり、「出願止まり」となる可能性も考えられます。仮に実装された場合、PSVR2は現行モデルと比較して、よりOculusなどのヘッドセットに近いデバイスとなるでしょう。