バーチャルアパレルのRTFKTは、日本の現代美術家で、ポップ調の作風で知られる、村上隆さんとのコラボレーションを発表。共同で、NFTアバターの制作を行うことを告知しました。
(Rtfktスタジオ)
RTFKTは2020年1月から活動開始し、主にバーチャルスニーカーの制作を手掛けてきたデザイン集団です。アーティストの Zaid Kirdseyとコラボしたバーチャルジャケット(約273万円)が完売など注目を集め、2021年5月にはグリー傘下のGFRなどから資金調達を実施。また本発表のおよそ2ヶ月後となる2021年12月には、大手スポーツ用品メーカーのナイキ(Nike)に買収されています。
村上隆さんとRTFKTは、合計2万体のNFTアバターを制作します。アバターはあらかじめデザインされた要素から、任意組み合わせ形式で生成。村上さんはアバターの目や口、衣服、“特長(traits)”などのデザインを担当します。海外メディアHYPEBEASTによれば、アバターは、ゲームやARフィルターとして使用できるとのこと。
村上さんは、以前にもNFTプロジェクトに携わっています。2021年3月、自身初となるNFTアート「Murakami.Flowers」を発表。これは村上さんの代表的なモチーフ「お花」を108種類用意したというもの、4月にそれらを集めたものが「108 Earthly Temptations」としてマーケットプレイスOpenSeaに出品されましたが、その後出品は取り下げられました。
(参考)HYPEBEAST