昨今急速な盛り上がりを見せている NFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)は、バーチャル空間で使えるデジタルグッズの取引にも導入が進んでいます。その事例の1つが「バーチャルアパレル」を手掛けるデザイナーグループRTFKTです。同グループは、複数のベンチャーキャピタルや個人から出資を受けることを発表しました。
グリー傘下のファンドも出資
RTFKTは2020年1月から活動する、主にバーチャルスニーカーの制作を行うデザイン集団です。グループには150人以上のアーティストが参加しており、過去にはアーティストの Zaid Kirdseyとコラボしたバーチャルジャケット(約273万円)が完売、同様にアーティストのFewociousと制作したバーチャルスニーカーが7分以内に完売(約3.2億円相当)と、注目を集めています。
今回発表された出資者、提携先の一例を下記に挙げます。
Andreessen Horowitz:カリフォルニアのベンチャーキャピタル。出資の主導者。
VaynerFund:米国の起業家ゲイリー・ヴェイナチャック氏のファンド。
GFR:グリー株式会社傘下の投資ファンド。
Tetsuro Miyatake:Appledore社COO
Akash Nigam:3Dアバターを手掛けるGenies社CEO
資金を通じて、RTFKTはNFTエコシステムの拡大や人材雇用、コミュニティの活性化、Cryptopunks(2017年に登場した、NFTプラットフォームで取引されているピクセル画像。下記画像では、創業メンバー3名の顔にコラージュされている)の獲得を進めます。
アート作品高額落札などニュース続く
NFTに関連するニュースは2021年に入って相次いでおり、MoguraVRでも下記のような記事で取り上げています。
(参考)Medium