2021年9月10日(日本時間)、フェイスブックとレイバンはスマートグラス「Ray-Ban Stories」を発表・発売しました。写真および動画の撮影機能、電話を含む音声の再生機能を搭載しており、価格は299ドル(約32,800円)から。なおレイバン公式WebサイトのFAQによれば、2021年9月10日現在、日本は出荷対象国に含まれていません。
「Ray-Ban Stories」はARグラスではない。カメラ搭載のスマートグラス
「Ray-Ban Stories」はディスプレイ等を搭載していないため、現実に情報を重ねて表示することはできないデバイスです。したがって「ARグラス」ではありません。レンズフレームの左右にカメラが搭載されており、2592×1944ピクセルの写真撮影、ならびに1184×1184ピクセル・30fpsの動画撮影が可能。写真・動画の撮影を行う際はLEDが点灯し、周囲に撮影中であることを知らせる仕組みです。
また、内蔵スピーカーとマイクにより、音楽再生や電話の利用などが可能。アップルの「Siri」のようなFacebookアシスタントも搭載されているため、音声でスマートグラスを操作できます。
価格は299ドルからとなっており、レンズは+30ドル(合計329ドル)で偏光レンズに、+80ドル(合計379ドル)でトランジションレンズに変更可能。「Ray-Ban Stories」本体に加え、Type-C USBの充電ケーブル、収納用ケース、クイックスタートガイドが同梱されています。 なお、「Ray-Ban Stories」のカラーバリエーションは5つ。さらにフレームの形状は「Round」「Meteor」「Wayfarer(Wayferer L)」の3つから選ぶことができます。
なお、「Ray-Ban Stories」を使用するには、スマートフォン(iOS13以降、またはAndroid8.1以降)ならびに専用アプリである「Facebook View」(iOS, Android)、そしてFacebookアカウントとの連携が必要となります。
(参考) レイバン 公式Webサイト