Ray-Banブランドを手がけるメガネメーカーのLuxottica(ルックスオティカ)が、新型スマートグラスに関する米国連邦通信委員会(FCC)の認証を取得しました。Metaと共同開発を行っている「Ray-Ban Stories」の次世代機と目されています。
(出所:Lowpass)
「ディスプレイ無し」のスマートグラス
「Ray-Ban Stories」は、MetaとLuxotticaが共同開発するスマートグラスです(※日本では未発売)。動画再生やディスプレイ機能はありませんが、装着者の視界をハンズフリーで撮影できます。
両社は2022年10月に、Metaの年次開発会議「Meta Connect 2022」で新型スマートグラスの開発を正式発表。2023年6月には複数のアイウェア分野で「Ray-Ban Skyler」という単語が商標登録されました。
また、2023年7月には、MetaのCTOであるAndrew Bosworth氏が自身のInstagramストーリーで、開発中の製品について「近日中にお伝えできるでしょう」と話していました。今年8月には経済メディア「ウォール・ストリート・ジャーナル」は、次世代機の発売は「秋か来春」と予想していました。
撮影した動画をSNSでライブ配信できる?
LuxotticaがFCCに提出した文書によれば、新製品は6GHz帯のWi-Fi通信(Wi-Fi 6E)をサポートしています。また、報道メディア「Lowpass」を運営するJanko Roettgers氏は、関連するMetaの内部文書を閲覧したとコメントし、そのうえで、新製品は以下の機能を持つだろうと予想しています。
- ディスプレイ機能は引き続きない
- より高品質のカメラが搭載される
- ライブストリーミングビデオ機能があり、FacebookやInstagramに配信できる
- 内蔵スピーカで、ライブ配信中にSNSユーザからのコメントを音声読み上げできる
- プライバシー保護機能が強化された(一定条件で撮影を無効化するアンチタンパーシステム)
- バッテリー寿命が延びた
- 新しいメガネフレームが選べる
これらの周辺情報から、現地時間9月27日に開催されるMetaの年次開発会議「Meta Connect 2023」の内容が注目されています。
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