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PlayStation VR 2022.03.11

【PSVR2】PlayStation VR2のスペックや新機能を紹介 他VRヘッドセットとも比較

1月5日(水)に正式発表されたPlayStation 5向け新型VRヘッドセットPlayStation VR2(PSVR2)。本体のビジュアルは未登場ですが、前モデルにあたるPSVRから改良された点や新機能などの詳細が公開されました。本記事ではPSVR2のスペックや他VRヘッドセットとの比較などを紹介していきます。

目次

1. PlayStation VR2(PSVR2)とは?
2. PSVR2の基本スペック
3. PSVR2の特長
4. コントローラーの特長
5. リリースされるタイトルは?
6. 他VRヘッドセットとの比較(初代PSVR、MetaのQuest 2)
7. まとめ

1.PlayStation VR2(PSVR2)とは?

PlayStation VR2(PSVR2)は、PlayStation 5と接続して使えるVRデバイスです。VRヘッドセットを装着し、専用コントローラーを使用することで、初代PSVR以上の没入感ある体験ができると予告されています。さらにPSVR2はUSBケーブル一本(Type-C)だけでPS5と接続できるようになり、複数のケーブルを使う必要があった初代PSVRよりも手軽に接続可能となりました。

白を基調とした曲線的なデザインを採用

2022年2月に初公開されたPSVR2本体は、PS5と同じく白を基調としたカラーとなっており、先行公開されていたPlayStation VR2 Senseコントローラーとマッチするオーブ型のデザインが採用されています。

また、両目のレンズ間距離のレンズ調整ダイヤルが搭載された他、初代PSVRよりも軽量に。さらにレンズが曇らないよう通気孔を設けるなど、効果的な換気を実現したとのこと。なお、PSVRユーザーにも違和感なく使ってもらえるよう、重量バランスや頭部に固定する構造などは踏襲・共通化されているそうです。

価格、発売日は未発表。続報に期待

2022年3月中旬時点では、PSVR2の価格、そして発売日は発表されていません。こちらは今後の情報に期待したいところです。

2.PSVR2の基本スペック

PSVR2は初代PSVRと比べてディスプレイの解像度などが向上、さらにVR体験中の視線追跡(アイトラッキング)やヘッドセットの振動機能などを備えています。PSVR2のスペック詳細は以下の通りです。

ヘッドセット本体

ディスプレイ

有機EL

解像度

2000×2040(片目あたり)

リフレッシュレート

90Hz、120Hz

レンズ間距離

調整可能

視野角

約110度

センサー

・モーションセンサー: 6軸検出システム
(3軸ジャイロ・3軸加速度)
・装着センサー: IR近接センサー

カメラ

・トラッキングカメラ×4
(VRヘッドセット、VRコントローラートラッキング用)
・IRカメラ×2
(視線トラッキング用)

フィードバック

ヘッドセットに振動機能搭載

PS5との接続

USB Type-C

オーディオ

・入力: 内蔵マイク
・出力: ステレオヘッドホン端子

PSVR2 専用コントローラー 詳細

搭載ボタン

[右]
PSボタン、オプションボタン、アクションボタン
(○ボタン/×ボタン)、R1ボタン、R2ボタン、右スティック/R3ボタン
[左]
PSボタン、クリエイトボタン、アクションボタン
(△ボタン/☐ボタン)、L1ボタン、L2ボタン、左スティック/L3ボタン

トラッキング

・モーションセンサー: 6軸検出システム
(3軸ジャイロ・3軸加速度)
・静電容量式センサー: 指検知
・IR LED: ポジショントラッキング

フィードバック

・トリガーエフェクト
(R2/L2ボタン)
・ハプティックフィードバック
(各コントローラーにつき1つのアクチュエーターを搭載)

端子

USB Type-C端子

通信

Bluetooth Ver5.1

電池

内蔵型リチウムイオン充電池

3.PSVR2の特長

振動フィードバックを搭載

PSVR2には、頭に装着するヘッドセットに振動フィードバック機能が採用されています。ヘッドセットに内蔵されたモーターの振動によって、プレイヤーがゲーム内のアクションから受ける感覚が増幅されます。例えばキャラクターの脈拍の上昇、頭の近くを物体が通過する際の衝撃、スピードを上げて進む車両の推進力などがリアルに感じられるようになるとのこと。

また、コントローラーにも、PS5のコントローラーと同様の「ハプティックフィードバック」「アダプティブトリガー」が採用され、ゲームにより没入できるようになります。

フォービエイテッド・レンダリング

PSVR2では、プレイヤーの見ている範囲の中心に近ければ近いほど高解像度に、遠ければ遠いほど低解像度にすることで、効率よくきれいな映像を描画するフォービエイテッド・レンダリングを採用。周辺視野は低解像度で描画してもユーザーがほぼ気づかず、体験に支障が出ないことを利用した技術です。これにより、グラフィック描画能力を高めています。

さらに4K HDRディスプレイ、110度の視野角、90/120Hzのリフレッシュレート、有機ELディスプレイが採用されており、美しい映像表現が期待できます。

インサイドアウト方式

PSVR2のトラッキングはインサイドアウト方式を採用。PSVR2に搭載されたカメラを使い、プレイヤーの動きや向いている方向をゲーム内に反映します。初代PSVRでは別途「PS Camera」を設置する必要がありましたが、PSVR2ではデバイス単独でのトラッキングが可能になりました。

USB1本でデバイスを接続

PSVR2はUSB Type-CケーブルとPS5本体と繋げるだけで遊ぶことができます。PSVRではユニット、電源、HDMIなど複雑な配線が必要だったのに対し、PSVR2ではケーブル一本での配線を実現。手軽に体験できるようになりました。

4.コントローラーの特長

PSVR2の専用コントローラーの正式名称は、「PlayStation VR2 Sense コントローラー」です。右手側には○・×・オプションボタン、左手側には△・□・クリエイトボタンが配置され、左右それぞれにグリップ・トリガーボタンがあります。

アダプティブトリガー

同コントローラーには、PS5のDualSenseコントローラーと同様に「アダプティブトリガー」を搭載。押し込んだ際に抵抗を感じられるようになっており、例えば弓を引く際の重さを感じられるようになっています。

ハプティックフィードバック

アダプティブトリガーと同じく、DualSenseで採用された「ハプティックフィードバック」も搭載されています。ゲーム内で感触をより繊細に表現できるようになっており、プレイヤーは岩石が横たわる砂漠の横断、近接攻撃で拳を交わし合う感触などが感じられるようになりました。

フィンガータッチ機能

コントローラーの親指、人差し指、中指が置かれる3ヵ所にフィンガータッチ機能が搭載されています。この機能では押さなくても触れるだけで指を認識することができ、ゲームプレイ中も自然なジェスチャーによる操作を可能にするとのこと。

5.リリースされるタイトルは?

まだ情報の少ないPSVR2ですが、専用タイトルとしてHorizon Call of the Mountainの発売が発表されています。PlayStation 4で1,000万本以上の大ヒットを記録した「Horizon Zero Dawn」のシリーズ新作となっており、注目を集めています。

Horizon Call of the Mountain

Horizon Call of the Mountainは、PS4のオープンワールドARPG「Horizon Zero Dawn」を手掛けるゲリラゲームズと、パーティーゲーム「THE PLAYROOM VR」やサバイバルホラーFPS「The Persistence」を手掛けてきたFiresprite Limitedによるタイトルです。

機械獣が闊歩(かっぽ)するHorizon Zero Dawnシリーズの世界観がVR上で再現され、PlayStation VR2 Sense コントローラーを通してよりHorizonの世界に没入できるとのこと。ストーリーは新しい登場人物の視点で描かれており、アーロイや懐かしい面々とも交流が可能となっています。

発売が期待されるタイトル:ビッグタイトルも?

PSVRではマーベルアイアンマン VRのようにビッグタイトルがリリースされました。本作はPSVRタイトルの中でも高いクオリティを誇っており、もしPSVR2へ移植されれば、さらなる飛躍を遂げた体験が実現するかもしれません。さらに、「マーベルアイアンマン VR」を開発したCamouflajでは、新しいビッグタイトルの開発を目的にした新規スタッフの募集を行っており、続編や完全新作も期待できます。

PSVR時代には他にもライアン・マークス リベンジミッションASTRO BOT: RESCUE MISSIONのような評価の高い専用ソフトが多数あり、新規タイトルの発表される可能性も十分あり得ます。もちろんVRの定番タイトルとなるBeat Saber、そして「VR Chat」「cluster」のようなソーシャルVRのリリースも期待したいところです。

6.他VRヘッドセットとの比較

PSVR2のパネル解像度はPSVRのほぼ2倍に。視野角も広がったほか、フィードバック機能も充実しており、リアルなVR体験が可能になっています。さらに接続する機器がPS4からPS5へ変わったことで、パフォーマンスも大きく向上していることが予想されます。

PSVRと比較

PSVR2

初代PSVR

解像度

2000×2040(片目)

960×1080(片目)

パネル

有機EL

有機EL

リフレッシュレート

90Hz、120Hz

90Hz、120Hz

視野角

約110度

 約100度

モーションセンサートラッキング方式

インサイドアウト方式

アウトサイドイン方式

アイトラッキング用カメラ

IRカメラ

なし

フィードバック

ヘッドセットフィードバック、ハプティックフィードバック、アダプティブトリガー

PS Moveの振動

接続に必要な機材

USB Type-C

HDMI、USB、プロセッサーユニット、ACアダプター、PS Camera

オーディオ入力

内蔵マイク

内蔵マイク

その他

・PlayStation 5が必要

・PlayStation 4 またはPlayStation 4 Proが必要

また、PSVRの配線に煩わしさを感じていたユーザーにとって、ケーブル一本で接続できるようになったことは大きな朗報でしょう。さらにインサイドアウト方式の採用によって、PS Cameraも必要がなくなりました。

MetaのQuest 2と比較

PSVR2のパネル解像度はQuest 2よりもやや高く、最大リフレッシュレートや視野角は同じです。ただしPSVR2はPS5との接続が前提であるため、Quest 2よりもずっとハイクオリティなグラフィック表現が可能だと言えるでしょう。ディスプレイが有機ELであることや、アイトラッキング搭載であることを活かしたタイトル等も期待できます。

PSVR2

Quest 2

解像度

2000×2040(片目)

1832×1920 (片目)

パネル

有機EL

液晶

リフレッシュレート

90Hz、120Hz

72Hz、90Hz、120Hz

視野角

約110度

 約110度

モーションセンサートラッキング方式

インサイドアウト方式

インサイドアウト方式

アイトラッキング用カメラ

IRカメラ

なし

フィードバック

ヘッドセットフィードバック、ハプティックフィードバック、アダプティブトリガー

Quest 2コントローラーの振動

接続に必要な機材

USB Type-C

USB Type-C
(※PCと接続する場合)

オーディオ入力

内蔵マイク

内蔵マイク

その他

・PlayStation 5が必要

・スマホ用のコンパニオンアプリが必要
・PCと接続可能

一方のQuest 2は、ゲーム機やPCとつながなくても使える一体型VRヘッドセット。さすがに単体で使う際のグラフィックや性能はPSVR2に劣りますが、安価かつ手軽にVRを体験するのに向いているほか、PCと接続してのVR体験も可能です。

7.まとめ

ついにデバイス本体のビジュアルが公開されたPlayStation VR2。公開されたスペックからは、初代PSVRからの大きな進化を感じさせるものとなっており、期待が高まるデバイスです。

公式サイトもオープンしており、サインインすれば最新情報を受け取れるとのこと。発売日、価格などまだ不明点もありますが、ソニー・インタラクティブエンタテインメントでは新しい情報を少しずつ公開しており、今後の情報にも注目です。

PlayStation VR2 公式サイト


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