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PlayStation VR 2021.09.08

「PSVR2」が発売されたら登場してほしいタイトルを15作選んでみた

2022年以降のリリースが決定しているものの、なかなか新情報が出ないPlayStaion 5向け次世代VRシステム(※:正式名称がPSVR2になるかは不明)。

今回はPSVR2(仮)に登場してほしい(移植してほしい)タイトルを、筆者の独断と偏見でピックアップ! さらに現在発売中のPSVR向けのゲームから「これは新型にも対応してほしい!」な名作も紹介します。

発売に合わせてVRで登場してほしい部門

サイバーパンク2077

2020年末に、「ウィッチャー」シリーズで知られる、ポーランドのCD Projekt REDがリリースしたオープンワールドRPG。その名の通り、2077年のSF(サイバーパンク)世界を舞台に、権謀術数渦巻くストーリーが展開されます。

バグの多さや旧世代コンソール機(特にPS4)への最適化不足など、リリース直後から色々と議論を呼んでいる作品ですが、“コア”である街(ナイトシティ)の作り込みは、圧巻の一言。繁栄を極めながらも治安最悪な未来世界を、綺麗なグラフィックと狂気じみた作り込みによって、全力で見せつけてくれます。

筆者は本作をPC版で遊んだのですが、1人称視点の没入感は神レベルといってもいいほど。散策が楽しすぎた結果、クエストを半ば放置して、街の各所で観光気分でSSを撮りまくっていました(今確認したところ、150枚ぐらいフォルダに入ってるのを確認…)。

ハイエンドPCでも高設定で動かすのに苦労するため、VRモードの搭載は厳しいかと思われますが、仮に次世代システムの性能とPS5への最適化によって実現した場合、没入感は凄まじいものになるでしょう。筆者の願望を込めて、“VR実現”を期待したい1作です。

Dead Space

かつて一世を風靡したホラーゲームシリーズ。コアな洋ゲー好きに愛されつつも、激しすぎるグロテスク描写などが祟ったのか、日本では正式展開されなかった“幻”の作品です(外伝作品はなぜか発売)。今年、突如として2008年にリリースされた“初代”のリメイクが発表されました。

初代「Dead Space」は、巨大宇宙船USG Ishimura(石村)が舞台。調査のために降り立った主人公アイザック・クラークとその同僚たちは、異常すぎる状況の艦内に跋扈する化け物“ネクロモーフ”と戦いながら、脱出を目指します。

赤ん坊のモンスターなど、今から振り返っても、相当踏み込んだ演出を行っていた本作。現時点ではリメイク版の詳細は不明ながら、公開された映像からは“洗練”されたUSG Ishimura内部の様子が確認できます。

元がTPS作品なので、全編がVRに対応するのは厳しいと思われますが、オマケモードなどで“雰囲気を味わえる”VRモードが実装される可能性はゼロではない…と思っておきたいところ。

ただ仮に実装されても、目前で広がるグロ描写と向き合う“覚悟”が必要になりそうですが……。

零 ~濡鴉ノ巫女~

2014年に発売された同名タイトルのリメイク版。3人の主人公が、自ら死を選んだ者が訪れる“日上山(ひかみやま)”を舞台に、奇怪な習わしや事件の謎に迫っていく…というのが物語のあらすじ。2021年10月28日にリリースされる予定です。

「零」といえば、“和ホラー”として国内外で高い評価を得ているシリーズ。じっとりとした雰囲気と幽霊の組み合わせは、数多くのプレイヤーたちをビビらせてきました。筆者はシリーズ第3作「零~刺青の聲~ 」しかプレイしたことないのですが、叫びながらゲームを進めていった思い出があります……。

PS5以外でも展開されるため、VRモードの搭載は正直望み薄ですが、あの恐怖をVRに落とし込むとどうなるのか気になるのも事実。本作の売れ行きが好調だった場合シリーズの再始動もあり得るとのこと。「零 ~濡鴉ノ巫女~」あるいは、完全新作でのVRプレイの実現を期待したいところです。

バイオハザード ヴィレッジ

2021年5月にリリースされた「バイオハザード」シリーズの最新作。主人公は前作から引き続きイーサンが続投。プレイヤーは彼として、誘拐された娘を探すためモンスターだらけの“村”の探索を行います。ホラーに特化していた「バイオハザード7 レジデント イービル」と比べると、よりアクション寄りの作風になっているのが特長です。

リリース時からVRモードが実装されていた「バイオ7」とは異なり。2021年8月現在、本作にはVRモードは存在しません。ただ噂レベルながら、同モードが実装されるという情報はあります。もしかすると、次世代VRシステムの登場と一緒に同モードが解禁される……かもしれません。

DEATHLOOP(デスループ)

無限ループを繰り返す世界を打破するため、暗殺者コルトとして、リセットが発生する前にターゲット8人の殺害を目指すというユニークなFPS。ステルス暗殺アクション「Dishonored」シリーズや、SFアドベンチャー「Prey」で知られるゲームスタジオArkane Studiosの新作で、2021年9月14日に発売予定です。

現時点では、VR対応の発表はありませんが、Arkane Studiosは前作「Prey」にて、DLC向けのアップデートとして、VRモード(Typhon Hunter/TranStar VR)を導入した“前歴”あり。「DEATHLOOP」でも、ローンチ後に、同様のコンテンツの提供が行われる可能性は十分に考えられるでしょう。

グランツーリスモ7

2022年に発売予定の、自動車ゲームの代名詞「グランツーリスモ」の最新ナンバリングタイトル。現在の段階では詳細な情報は発表されていませんが、PS5の性能を活かした「4K、HDRをサポートするレイトレーシングによる圧倒的なレンダリング品質」の実現や、「アダプティブトリガー」への対応が告知されています。

VRに対応したレーシングゲームといえば「グランツーリスモ SPORT」や「Assetto Corsa」「DriveClub VR」が有名ですが、どれもリリースからすでに数年以上の時間が経過しています(しかもDriveClub VRはすでに販売終了)。

折角の最新タイトル。「グランツーリスモ7」がVRに対応し、2020年代のVRレースゲームの“スタンダード”になってほしいところです。

(VRを使用した「Assetto Corsa」のプレイ映像(MOD使用)

発売タイミングで移植してほしい部門

Half-Life: Alyx

名作FPS「Half-Life」シリーズ約12年ぶりの完全新作。「Half-Life」と「Half-Life 2」の中間を舞台にした地球外生命体の侵略軍との戦いが描かれます。2020年3月24日にSteamで発売されて以降、好評を博し、12月には総所有者数が200万人を突破したことも報告されています。

本作の特長は、なんといっても美しいグラフィックとゲーム性が両立されているところ。開発元のValveはFPSに定評のあるスタジオですが、VRという“畑違い”の分野でもその実力は健在。ゾンビから重機関銃兵まで、バリエーション豊かな敵がプレイヤーに襲い掛かります。

現時点では配信プラットフォームはSteam限定ですが、PS5のスペックなら移植も恐らく可能……なはず! 2021年現在、最高峰のVRFPSのひとつである本作。PlayStationシリーズでもプレイ可能になってほしい…!

鬼滅の刃 XRライド

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で、2021年9月から提供されるライド型のXRコンテンツ。VRとジェットコースターの動きによる重力の組み合わせによって、“夢のような汽車の旅”が体験できるとのこと。

PSVRで体験できるコンテンツの多くはゲーム系。その他の作品(映像、音楽など)は、比べるとやや“弾”が少ないというのが現状です。VRで楽しむジェットコースターライドといえば、VRコンテンツの原点とも呼べる存在なので、こういったジャンルの作品は増えて欲しいと思っています。

ロックマンVR 狙われたバーチャルワールド!!

ロックマンとなって、VR世界内でDr.ワイリーと戦う体験型のVRシューティング。「ロックマン11 運命の歯車!!」の世界がベースとなっています。体験時間は25分ほど。同作の要素はVRにしっかりと落とし込まれており、「スピードギア」も使用可能です。

カプコン公式のタイトルだけあって、ファンの“ツボ”を抑えた作りですが、残念ながら、2021年8月現在、体験できる店舗は3つ(石川県/広島県/高知県)だけ。ゲームシステム的には、家庭用VRとの相性も悪くないと思われるので、全国のロックマン好きのためにも移植をお願いします!

PSVRからそのまま対応してほしい部門

バイオハザード7 レジデント イービル

言わずと知れた超人気ホラーゲーム。2017年にPlayStation 4版を含む様々なプラットフォームで発売され、恐怖を重視した作風に回帰したことで多くのプレイヤーから高評価を獲得しました。公式に100万人以上がVRモードをプレイしたことも判明しています。

本作はPSVR限定でVRモードが実装されています。目前に迫るベイカー家の皆さんは、発売から数年たった現在でも衰えぬ恐ろしさ。人気の高いゲームであることから、次世代システム向けのアップデートが配信される可能性も十分考えられます。

マーベルアイアンマン VR

映画「アベンジャーズ」シリーズで有名な「アイアンマン」を題材にしたPSVR専用タイトル。アイアンマンになりきって、広大なマップを飛び回れる、アクションシューティングアドベンチャーです。

次世代VRシステムに対応すれば、グラフィックの向上や、アクセスしやすさも改善すると思われます。新型ハンドコントローラーでの操作性も気になるところです。

Beat Saber

楽曲に合わせて迫り来るブロックを斬っていくVRリズムゲーム。VRゲーム人気の基礎を作ったと言っても過言ではない作品です。

2021年8月現在、複数のプラットフォームで販売中。リリースから数年が経過していますが、その人気は依然として高止まり。PSVR版は北米向けストアで、8ヵ月連続でVRゲーム分野の売上首位に位置しています(2021年6月時点)。

次世代VRシステムの詳細なスペックは現段階では不明ですが、リフレッシュレートなどが向上していれば、よりスムーズなゲーム体験になるでしょう。延期が続いているマルチプレイヤーモード(他プラットフォームでは導入済)の実現も期待したい点です。

Star Wars:スコードロン

人気SFシリーズ「スター・ウォーズ」題材のシューティングゲーム。プレイヤーは1人称視点で「Xウィング」、「タイ・ファイター」などのスターファイター(宇宙戦闘機)を操縦して宇宙を駆けます。映画「Star Wars:ジェダイの帰還」に続くオリジナルのストーリーが描かれるオフラインの1人用モードのほか、オンラインでのマルチプレイモードがあります。

本作はVRゲームとしては、比較的ハイエンド寄りの作品。現在一部のゲームが行っているPS5向けのアップデートが適用されれば、グラフィックはよりPC版に近づくことでしょう。ディスプレイ解像度も上がる(と思われる)次世代VRシステムで遊ぶには、最適の作品になるかもしれません。

ライアン・マークス リベンジミッション

王道のシングルプレイFPS。プレイヤーは主人公のライアン・マークスとなり、ストーリーに沿って潜入、破壊工作、敵地への突入などの様々なミッションに挑んでいきます。開発はSIEロンドンスタジオが担当。映画のような体験をVR越しに味わえる作品です。

次世代VRシステムに対応した場合、本作もグラフィックなどが向上すると見込まれます。PS5コントローラー(DualSense)や、新型のハンドコントローラーでプレイ感覚がどのようなものになるかも注目です。

Five Nights at Freddy’s:Security Breach

人気ホラーゲーム「Five Nights at Freddy’s」(FNaF)シリーズの最新作。PlayStation 5向けに2021年後半にリリースされる予定です。

現時点ではゲームシステムの詳細は発表されていませんが、プレイヤーは警備員となり、今回は巨大施設からの脱出を目指すとのこと。

「FNaF」シリーズは、PSVR向けに「Five Nights at Freddy’s VR: Help Wanted」が発売中。同作からの“流れ”で、「Five Nights at Freddy’s:Security Breach」にもVRモード実装に期待です。

執筆:井文


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