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VR体験施設 2019.01.11

ラスベガスにVR体験施設がオープン ロシアのスタートアップが運営

VR体験施設の運営を手掛けるロシアのスタートアップPlatformaVRが、ラスベガスにVR体験施設をオープンすることを発表しました。オープンは2019年1月を予定しています。PlatformaVRは、これまでモスクワ、オンタリオ、フロリダにVR体験施設を展開してきました。

3つのVRゲームが体験可能

今回ラスベガスにオープンするVR体験施設では、VRを活用したフリーローム型(プレイヤーが自由に歩き回るタイプのVR体験)のコンテンツが提供されます。トラッキングデバイスのVive Trackerとバックパック型PC「HP VR Backpack」が導入され、VR体験スペース(約74㎡(800平方フィート))を自由に動き回ることが可能です。

オープン当初に体験可能なVRゲームは3つです。放棄された未来風の施設を探索するスペースアドベンチャー「The Arrival」。謎の殺人事件を追う2人の警察官の物語「The Poisoner」。マルチプレイヤー型VRコンバットゲーム「MATCH」です。

PlatformaVRのCEO、 Ilya Kuzyuk氏は、今回のラスベガス進出について、次のようにコメントしています。

「我々はラスベガスという、エンターテイメント産業の本場にVR体験施設をオープンすることに、とても興奮しています」「PlatformaVRは、利用者の皆さまに社会的相互作用を含む、完全没入型のスマートなコンテンツを提供します。有線ケーブルなどに阻害されることなく動き回り、(VR)ゲームをお楽しみいただけます」。

ラスベガス以外の場所にも展開予定

PlatformaVRは2019年内に、ラスベガス以外の場所にもVR体験施設を展開することを予定しています。PlatformaVRによるとロンドンやロサンゼルスの他、欧米の各国を含む計30ヵ国に、VR体験施設の展開を予定しているとのことです。

VR体験施設は世界各地で増加中

VR体験施設は2019年1月現在、世界各国で増加傾向にあります。マレーシアでは2018年12月、国内最大のVR体験施設が新たにオープンしました。同月アメリカでは、映画のようなVR体験の提供を目的としたVR体験施設が、ロサンゼルスにオープンしました。

ラスベガスでは、今回PlatformaVRがオープンする予定のVR体験施設に先駆けて、いくつかのVR体験施設が既にオープンしています。2018年2月には、VRとジェットコースターを組み合わせたアトラクションBig Apple Coasterがオープンしました。5月には「スターウォーズ」シリーズの世界をVRで体験できる、VR体験施設THE VOIDがオープンしています。

日本でも、VR体験施設は全国各地で営業しています。代表的なVR体験施設には、バンダイナムコが運営するVR ZONE(新宿と大阪の2店舗に加え、各地のショッピングモールにVR ZONE Portal)や、セガが運営するSEGA VR AREA(秋葉原と阿倍野の2店舗)などが存在します。

(参考)VRFocus

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