台湾や上海などに拠点を構えるVRコンテンツ制作企業VAR Liveが、2018年12月、マレーシアにVR体験施設「VAR Live Malaysia」をオープンしました。「VAR Live Malaysia」は2018年現在、マレーシア国内でこれまでオープンしたVR体験施設の中で、最大の規模を有する施設です。
13種類のVRゲームを体験可能
「VAR Live Malaysia」は、全14部屋のVR体験ルームで構成されています。VR体験ルームのうち数室は、揺れる床などが設置されています。VR体験ルームでは、PC向けハイエンドVRヘッドセットのHTC VIVEとWindow Mixed Realityを使い、13種類のVRゲームが体験できます。
体験可能なVRゲームはゾンビガンシューティング「Zombie Jail」、ロボットとゾンビを相手に戦う協力ガンシューティング「City Hero」、現実世界で、実際に物品を動かし謎解きを行うアドベンチャーゲーム「Treasure Hunter」などです。「VAR Live Malaysia」で体験できるVRゲームは全て、VAR Liveが開発した作品とのこと。
オープン当初は、13種類のVRゲームのうち、限られた作品のみが体験可能です。VAR Liveによると、段階的に体験可能な作品を増やしていくとのことです。VRゲームの追加のスケジュールや追加される作品の詳細といった情報は公開されていません。VAR Liveは、13種類のVRゲームをすべてリリースした後も、毎年3~4作品の新作VRゲームを導入すると発表しています。
VR職業訓練場として使用する案も
VAR Liveは、2018年12月現在「VAR Live Malaysia」を将来的に、VRゲームのeスポーツ大会の会場として提供する案を検討しています。現地企業や警察を対象とした、VRを活用した職業訓練場としての活用案も検討しています。
VAR Liveの最高経営責任者(CEO)Steve Ngu氏は、警察組織がVRを使用した訓練を行うメリットについて「VR環境では、警察が必要とする訓練内容をすべて再現できます。(警官が)5人(の相手役)に同時に襲われる状況なども、再現可能です」とコメントしています。
(参考)VRScout
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