米インテルは国際オリンピック委員会(IOC)と協力して、5Gなどの通信インフラのサポートに注力し、オリンピック大会に向けて技術を提供し、バーチャルリアリティ(VR)と360度映像のプラットフォームを提供することを発表しました。
インテルは2024年までの契約期間で、オリンピック・パートナースポンサーシップ・プログラムに参加することを発表しました。
インテルの技術が提供されるオリンピックの第1回イベントは、2018年冬季オリンピックが行われる韓国の平昌です。オリンピックイベントの360度ストリーミングなどが予定されているとのこと。
IOCのトーマス・バッハ会長は「オリンピック・アジェンダ2020の結果、IOCは画期的なパートナーシップを模索しています。インテルはその分野で世界をリードしています。インテルのチームと協力して、オリンピックの将来を最先端の技術で推進することができると考えています。 オリンピックは、スポーツとオリンピックの卓越性、友情、尊敬という価値観によって世界中の人々にインスピレーションを与え、ファンと選手とのつながりを提供します。 インテルとの新しい革新的な世界的なパートナーシップのおかげで、世界中の競技場、選手、観客のファンには、まもなく、まったく新しい方法でオリンピックの魔法のような体験を提供します。」と述べています。
迫力と没入感のあるオリンピック観戦
インテルはパートナーシップ中、オリンピックのイベントに技術を投入し、第5世代ワイヤレス通信である5Gインフラストラクチャーを駆使し、ドローンを使って撮影した映像を配信します。
また、インテルの30 台を超える 5K カメラが会場全体をカバーするインテル360リプレイ・テクノロジーによって、あらゆる瞬間をあらゆる角度から撮影し、動きの激しいプレイを臨場感あふれる 3D 映像で描画します。
ドローンとインテル360リプレイ・テクノロジーによって、様々な角度から迫力があり、没入感のある映像を視聴することができるようになるとのこと。
インテルのCEOであるブライアン・クルザニッヒ氏は、ニューヨ-クで開いた記者会見で、「オリンピックのムーブメントに参加し、世界中のスポーツファンのために、インテルの革新的技術を提供することができることを嬉しく思っています。このオリンピック・ファミリーとの緊密な協力を通じて、世界最大の運動競技でスポーツの未来に向けた技術の採用を、加速させていきます。」と語りました。
インテルの契約期間中に行われるオリンピックイベントには、2018年の韓国の平昌冬季オリンピック、2020年の東京オリンピック、2022年の北京冬季オリンピックがあり、アジアで多く開催されます。
(参考)
Intel Announces Partnership To Provide Tech For Olympicsー(英語)
https://www.vrfocus.com/2017/06/intel-announces-partnership-to-provide-tech-for-olympics/