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業界動向 2020.09.17

Oculus Questのストア売上が1.5億ドル突破 Quest 2でさらに加速か

フェイスブックは、2019年5月から本格的な運用が開始された、Oculus Quest(オキュラス クエスト)向け公式ストアの2020年9月までの収益を発表。VRゲームとアプリを合計して、1億5,000万ドル(約158億円)以上の収益を達成したことを公表しました。


(「Facebook Connect」基調講演での収益説明。35を超えるタイトルが100万ドル以上の収益を達成。)

フェイスブックは2020年5月、Oculus Quest(以下Quest)向けゲームとアプリから得られた収益が1億ドル(約100億円)を突破したことを告知しました。残る5,000万ドルは、9月までの約4ヵ月に記録された収益となります。

2020年9月現在、現行Quest本体の売り上げ台数は依然として非公開ですが、35タイトル以上が、100万ドル(約1億円)を超える収益を達成したことが判明しています。「Facebook Connect」では詳細な解説が行われ、うち3タイトルは、収益が500万ドル(5億円)以上に達していることが発表されました。

米メディアRoad to VRは、これまでに公開された情報も含めて、Quest公式ストアで販売されたアプリの収益を示すグラフを作成しました。

“累計”(1枚目)のグラフからは、2019年10月以降、収益の増加が加速する様子。“月間”(2枚目)からは、リリース以降、減少傾向にあったストアの収益が、10月ごろから上昇に転じ、7月前後からはQuest発売直後よりも、高い収益を達成していることが確認できます。


(Quest公式ストアの“累計”コンテンツ収益グラフ)


(Quest公式ストアの“月間平均”コンテンツ収益グラフ)

Quest向けに販売されているVRコンテンツの多くは、いわゆる“フルプライス”のタイトルではありません。その状況で約158億円という収益を達成したことは、大きな成功と言えるでしょう。2020年10月13日に発売される新型「Quest 2」が、更なる躍進に繋がるのか――注目したいところです。

(参考)Road to VR

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