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Meta Quest 2021.05.18

【Oculus Quest】最新アップデート「v29」の詳細が発表。「自分を出現させる」機能やファイルブラウザなど

2021年5月17日、フェイスブックはOculus Quest(オキュラス クエスト)の新たなソフトウェア・アップデート(v29)を発表しました。近日中に順次配信が開始される予定です。このアップデートには「ビデオ・オーバーレイ」やファイルブラウザ、VR内でのスマートフォンからの通知表示などが含まれます。
 

キャスティング中の映像に自分を表示する「ビデオ・オーバーレイ」

iOS向けOculusアプリから、端末のカメラを通じて、ユーザーの姿をキャスティング中の映像に表示可能になるとのこと。なお、米メディアRoad to VRは「このシステムは、単純なピクチャ・イン・ピクチャであり、MRキャプチャとは異なる」と説明しています。

ビデオ・オーバーレイはiPhone XS以降のモデルで使用可能。同機能はキャストと録画に対応しており、Android系デバイスへの対応も計画されています。

また、本アップデートには、“マイクキャプチャ”機能も含まれます。実装後は、キャスト中や録画にマイク音声をキャプチャーできるようになります。

ヘッドセット使用中でのスマホ通知

iOS系デバイス(iPhone 7以降)を対象にした、スマートフォン側に表示される各種通知をVRヘッドセット内で見れる機能が実装されます。公開された映像からは、設定欄と、画面上部に表示される通知が確認できます。

Oculusは、マルチアカウントを設定しているQuestでは、各アカウントで、それぞれのユーザーのスマホ通知が表示されると説明しています。Androidへの対応は、後日行われる予定です。

ファイルブラウザ

ヘッドセット側から、フォルダやファイルにアクセス可能にするブラウザも登場。ブラウザを通じて、“メディアファイル”のアップロードやダウンロードも可能になります。現時点では、ファイルの種類に制限が存在するのかは、明らかになっていません。

公式スマホアプリに広告が表示

フェイスブックはこれらのアップデートのほかに、公式スマートフォンアプリへの広告表示機能の追加を告知しました。これはVRタイトルのデベロッパーが、アプリの「スポンサー」欄に有償で自社タイトルを掲載できるというもの。Oculusは、将来的なヘッドセット内での広告表示も示唆しています。

初代Questがマルチユーザーに対応

2021年2月に、Oculus Quest 2に導入されたマルチユーザー機能が、初代Oculus Questにも実装されました。1つのヘッドセットで、複数アカウントの使い分けが可能。アカウント間で購入したアプリが共有でき、セーブファイルなどもアカウント別に管理されます。

(参考)Road to VR

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