Oculusは、WebVRブラウザ「Carmel」の開発者向けプレビュープログラムを発表しました。今年初めにサンノゼのOculus Connect 3で発表されたCarmelは、VRヘッドマウントディスプレイを介して、ブラウザ上のVRコンテンツを展開することに特化したVRブラウザとなっています。
WebVRコンテンツには、WebGLおよびWebVR APIを使用して構築された3Dコンテンツと、VRで動作するように拡張された2Dコンテンツが含まれます。 これは、これまでのwebページベースの視聴体験から、完全な3Dコンテンツまでさまざまです。
開発者はCarmelを使用して、VRHMDに合ったVRコンテンツを開発することができます。新しいVRHMDや他のVRデバイスがリリースされると、Carmelフレームワークは自動的にコンテンツのアップグレードを行い、すべてのブラウザとデバイスで動作するようになるとのこと。
開発者は、最新のWebVR APIにアクセスしてWebVR対応ブラウザにアクセスすることなく、WebVRコンテンツを作成することができ、Gear VRを通してテストすることができます。
Carmelのプレビュー版は、Oculus StoreのGear VR用アプリとして利用可能です。 Carmelを起動すると、WebVRベースのオンラインギャラリーに入ることができ、利用可能なコンテンツを探すことができます。
Carmelのコンシューマー向けの提供はまだ発表されていません。 Carmelの詳細については、Oculusの公式ブログにも参考情報が記載されています。
(参考)
View WebVR Content with Oculus VR’s Carmel
http://www.vrfocus.com/2016/12/view-webvr-content-with-oculus-vrs-carmel/
※MoguraVRはVR Focusのパートナーメディアです