VRプロダクトの企画・開発などを手掛ける株式会社Synamonは、VR空間構築ソリューション『NEUTRANS(ニュートランス)』のバージョンアップを行いました。今回の最新バージョンでは、操作性や快適性など、ビジネス用途での活用を見据えて改良が行われているとのことです。
『NEUTRANS』は誰でも直感的に扱える操作性を持つ、ハイエンド向けVR機器を対象としたVRコンテンツのベースシステムです。複数のデバイスに対応しており、オンライン接続による多人数での利用が可能です。
現実では行えない動作を用いたブレストや、遠隔地のメンバーと会議ができる「VR会議室」に加え、コンテンツや3Dモデルなどを設置し、ユーザーの好きな形で利用可能な「VRショールーム」などとして活用することができます。
接客業におけるVR研修に活用
『NEUTRANS』は、株式会社Synamonと株式会社パソナ、キャプラン株式会社が開発した「VRおもてなし研修」にて導入されています。「VRおもてなし研修」は、VRで訪日観光客への接遇機会が生じる場面において、日本流の接待を学習できるものです。
SynamonのCEOである武樋恒氏によれば、体験者からは「直感的に学べる」「アバター同士で会話をするため、英会話の抵抗感が薄れる」「研修ではあるものの、ゲーム感覚で楽しくできる」などという声が挙がっているとのことです。
今後の展開について、武樋氏は「まずは数ヶ月以内に、一対一のソリューションではなく、手を出しやすいビジネスパッケージとして展開を予定しています。その後は機能拡張を行いつつ導入事例を増やし、さらに世界展開を目指す予定です。最終的にはSDKなどの形で、開発者向けに技術提供を行っていきたい」とコメントしています。
なお、2018年3月28日、29日に東京ビッグサイトで開催されるスタートアップイベント「Slush Tokyo 2018」にて、『NEUTRANS』の最新バージョンが展示される予定です。
イベント概要
日時 |
2018年3月28日(水)~3月29日(木) |
会場 |
東京ビッグサイト (東京国際展示場) |
アクセス |
・りんかい線 |
申し込みページ |
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公式サイト |