VRFPS「ファントム: 特殊工作員(Phantom: Covert Ops)」などで知られるイギリスのゲームスタジオnDreamsは、VRデベロッパーを対象にした、200万ドル(約2億円)規模のファンドの設立を発表しました。
nDreamsは、2006年に創業された企業。2013年頃からVRに注力を始めており、ゲーム開発のほか、パブリッシングも行っています。発表されたファンドは、外部スタジオが制作するVRタイトルに対する共同出資とパブリッシングに使用されるとのこと。同社は「没入的な素晴らしい表現方法を活用する」VRタイトルを求めていると説明。米メディアRoad to VRは、申請の対象はVRで体験することを前提にした作品に限定されると解説しています。
nDreamsは、パブリッシングのサポートについては、マーケットに関する知識やデータ分析、ファストパーティーとのリレーションシップなどを提供。QA(品質保証)やローカライズ、技術/デザインのコンサルティングにも対応します。
関係者のコメント
今回のファンド設立について、nDreamsのパブリッシングVP、David Corless氏は以下のようにコメントしています。
我々は、VRゲームが市場で成功することが、どれだけ困難なことかを認識しています。弊社の知識を他のスタジオにシェアし、開発への出資かパブリッシングの支援を通じて助けることで、彼らがベストなゲームを作り、その作品たちが大成功を収めるためのチャンスを掴むことをサポートしたいのです。
なお、nDreamsとの提携に興味のあるデベロッパーは、こちらのアドレスから同社に連絡を取ることで、より詳しい情報が提供されるとのことです。
(参考)Road to VR
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