キヤノン株式会社は、新型MRデバイス「MREAL Display MD-20」を発表しました。視野角は水平方向に約70度、垂直方向に約40度を有しています。同社のグローバルシャッター搭載のCMOSセンサーを採用しており、ユーザーの動きに追従することが可能とのこと。
「MREAL Display MD-20」は、ビデオシースルー型で現実世界に3DCGを表示させるMRシステム「MREAL(エムリアル)」を搭載しています。2016年5月発売の「MREAL Display MD-10」と比較して、視野角が広画角となり、表示パネルの色域拡大などが行われています。
(空間位置情報の技術を用いた映像例。左が実物の車、右が3D CGの車)
別売りとなる基盤ソフトウエア「MREAL Platform」は、「MREAL Display MD-20」内の映像から特徴点を抽出し、ユーザーの位置と視界を特定する情報をリアルタイムに生成。
ヘッドセット単体での高精度な位置合わせを実現しています。これにより、3次元の位置や姿勢を計測する別売りのマーカーや光学式センサーを周囲に設置せずに利用することもでき、より幅広い目的で活用可能とのこと。
幕張メッセのイベントで展示
キヤノンは、2020年2月26日から千葉・幕張メッセで開催される「第28回3D&バーチャル リアリティ展(IVR)」に出展。「MREAL Display MD-20」の展示のほか、開発中のハードウェアやソフトウェアの技術紹介を行います。
第28回3D&バーチャル リアリティ展(IVR) イベント概要
会期 |
2020年2月26日(水)~2月28日(金)10:00~18:00 |
会場 |
千葉県千葉市美浜区中瀬2-1 |
主催 |
リード エグジビション ジャパン株式会社 |
入場料 |
5,000円 |
(参考)キヤノン株式会社 プレスリリース