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テック 2019.02.26

マイクロソフトの新型3Dセンサー「Azure Kinect」クラウドで連携して環境把握

マイクロソフトは、センサーデバイスKinectの新型3Dセンサー「Azure Kinect」を発表しました。クラウドで各センサーが連携しており、人や場所、モノといった周囲の環境を把握することが可能です。

マイクロソフトはAzure Kinectの開発者向けキット「Azure Kinect DK」のプレオーダー受付を開始。販売はまず米国と中国で販売され、発表時点では日本での販売は不明です。価格は399ドル(約44,000円)。

「Azure Kinect」は、HoloLens 2向けに開発されたToFセンサーとカメラを搭載。そして、同社のクラウドサービスAzureが対応している3Dセンサーデバイスです。クラウドで各センサーが連携し、人や場所、モノといった周囲の環境を把握することが可能です。

様々な分野での活用が見込める

マイクロソフトは「Azure Kinect」の使用方法のひとつとして、医療における活用例を挙げています。毎年、米国の病院では患者の転倒事故が100万件起きており、内1万人以上が死亡しているとのこと。このような状況に対し、Azure Kinect を利用することで、患者の環境から転倒の前兆を把握。事前に病院スタッフへ通知することで、患者の転倒予防として活用できるとのことです。

スペック概要

サイズ

126mm×103mm×39mm

重量

440g

センサー

Depth camera: 1MP Time-of-flight
RGB camera: 12MP CMOS sensor rolling shutter
IMU: 3D digital accelerometer and a 3D digital gyroscope
Microphone: 7-microphone circular array

入力/出力/接続

USB-C data connector
Power through USB-C (USB-C to USB-C cable not included) or external PSU
Sync connectors to synchronize multiple units

同梱

Azure Kinect DK device
Stand
USB-A to USB-C data cable
USB-A to DC barrel-jack power cable
Power supply
Wrench
※Azure Kinect DK is a PC peripheral

保証

1年

(参考)マイクロソフト


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