マイクロソフトは、センサーデバイスKinectの新型3Dセンサー「Azure Kinect」を発表しました。クラウドで各センサーが連携しており、人や場所、モノといった周囲の環境を把握することが可能です。
マイクロソフトはAzure Kinectの開発者向けキット「Azure Kinect DK」のプレオーダー受付を開始。販売はまず米国と中国で販売され、発表時点では日本での販売は不明です。価格は399ドル(約44,000円)。
「Azure Kinect」は、HoloLens 2向けに開発されたToFセンサーとカメラを搭載。そして、同社のクラウドサービスAzureが対応している3Dセンサーデバイスです。クラウドで各センサーが連携し、人や場所、モノといった周囲の環境を把握することが可能です。
様々な分野での活用が見込める
マイクロソフトは「Azure Kinect」の使用方法のひとつとして、医療における活用例を挙げています。毎年、米国の病院では患者の転倒事故が100万件起きており、内1万人以上が死亡しているとのこと。このような状況に対し、Azure Kinect を利用することで、患者の環境から転倒の前兆を把握。事前に病院スタッフへ通知することで、患者の転倒予防として活用できるとのことです。
スペック概要
サイズ |
126mm×103mm×39mm |
重量 |
440g |
センサー |
Depth camera: 1MP Time-of-flight |
入力/出力/接続 |
USB-C data connector |
同梱 |
Azure Kinect DK device |
保証 |
1年 |
(参考)マイクロソフト