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統計・データ 2023.04.26

“メタバースで働く意欲”に世代間で大きな差。マイクロソフトのレポートで明らかに

マイクロソフトが取りまとめた、働き方に関する2022年年次報告書によると、「職場でのメタバース利用に対して意欲的であるかどうか」には、世代間で顕著な差があるようです。


(出所:Microsoft WorkLab)

職場でのメタバース利用について意識調査を実施

マイクロソフトは2022年3月、働き方トレンドに関する2022年年次報告書 「大いなる期待:ハイブリッドワークを機能させるために(原題:Great Expectations: Making Hybrid Work Work)」を発表しました。

このレポートの「メタバースが職場にやってくる(The metaverse is coming to work)」というトピックでは、”職場でのメタバース利用に対して意欲的であるか”の調査結果が掲載されています。

それによると、全体の52%の従業員は今後1年の間に「バーチャル空間を利用した会議やチーム活動を職場で活用すること」に前向きであり、47%の従業員は「会議で自分自身をアバターとして表現してもいい」と回答しています。

一方で、従業員の16%が「バーチャル空間で仕事をすることはないと思う」と回答し、13%が「メタバースという言葉の意味を知らない」と回答しました。

世代間の大きな差が明らかに

また、職場でのメタバース利用に意欲的であるかどうかは、世代によって大きな差がある傾向も明らかになっています。

「今後2年間に、仕事の一部をバーチャル空間で行うと想定しているか?」との質問に対し、Z世代の51%、ミレニアル世代の48%が「想定している」と回答。

しかし、同じ質問に「想定している」と回答したX世代は37%、ベビーブーマー世代(Boomers)は28%となっています。

一般的に、Z世代は1995〜2009年生まれ、ミレニアル世代は1980〜1994年生まれ、X世代は1965〜1979年生まれ、Boomersは1946〜1964年生まれを指します。


(出所:Microsoft WorkLab)

本レポートは、トレンドレポート制作等を行う同社の調査機関「WorkLab」の公式Webサイトにて公開されています

なお、調査期間は2022年1月7日〜2月16日、調査対象者は北米、ヨーロッパ、アジア、南米、オーストラリアを含む31か国の31,102人の労働者です。各市場で少なくとも1,000人のフルタイム労働者に調査を行い、対象国すべての回答結果を集計して平均値を算出している、とのことです。

(参考)Microsoft WorkLab


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