Meta社のCTOアンドリュー・ボズワース氏は、インスタグラムのセッションで、VRヘッドセットMeta Quest 2の今後のサポート体制（展開）に関する説明を行いました。
Meta Quest 2は2020年に発売されたヘッドセットで、現在は新型のMeta Quest 3と並行する形で販売が行われています。現在日本では、128GBモデル：31,900円で販売されており、安価にVRを体験できるデバイスとして知られています。その一方で、販売から3年が経過していることや、Quest 3限定のゲームも発表されはじめている背景から、いつまで使用できるのかを不安視するユーザーの声もありました。
今回のボズワース氏の発言は、インスタグラムで定期的に行なわれているAMA（Q&A）で行われました。回答の詳細は以下の通りです。
（Quest 2のサポートはいつまで続けてくれるのかという質問に対して）
まず、Meta Quest 2はまだ展開中のデバイスであることを明言しておきますね。一般的な家電製品ではよくあるケースとして、販売終了日から数年間はサポートを継続します。我々は、その期間をできるだけ伸ばしたいと考えています（中略）。正確な時期は言えませんが、販売終了日にMeta Quest 2を購入して頂いたユーザーにも充実したゲームライフを提供できる（サポート）期間を設けたいと考えています。
今回のセッションでボズワース氏は、具体的な期間などは発表しなかったものの、Quest 2のサポートを今後もしばらくは継続する意向を示しました。安価なQuest 2で多くのユーザーを取り込みつつ、Quest 3の販売を進めていくのが当面のMeta社の戦略になると思われます。
ボズワース氏とQ&Aについて
ボズワース氏は2006年にフェイスブック（当時）に入社。「ボズ」の愛称で呼ばれています。以降15年以上、同社で勤務してきました。自身のインスタグラムで、定期的にQ&A;セッションを行っており、過去にはMeta Quest向けアプリを配信できる「App Lab」を予告したりと、Meta社の公式リリースに先んじて情報を公開することがあります。3月には、Quest 2とMeta Quest Proに先行実装された“寝そべりモード”をMeta Quest 3にも導入することを明言するなど、ユーザーの疑問に回答（あるいは、ほのめかし）をすることもあります。
（参考）Instagram
