世界中にファンを持つトレーディングカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング(Magic: the Gathering/MtG)」。このカードを管理するアプリに、カードのイラストをアニメーションさせたり、カメラを通してリアルタイムに翻訳するAR機能が予定されています。
カードをスキャンしアプリで管理
「マジック:ザ・ギャザリング」は、1993年に発売されたトレーディングカードゲームです。複数のカードを組み合わせて対戦し、カードの種類は数万とも言われています。MtGは同ジャンルの祖とも呼ばれており、高額賞金の懸けられた世界規模の大会が毎年複数開かれるなど、高い人気を誇っています。
AR機能が搭載される予定の「MTG Manager」は、プレイヤーが手持ちのカードをスキャンすると、自動的に管理するアプリです。他言語のカードの翻訳や、ショップでの平均価格などの情報を得ることができます。また、カードの市場価値を随時確認する機能もあります。
情報が浮かび上がるAR機能、搭載時期は?
今回、開発元のBigARは、アプリにAR機能を追加しようとしています。カードをスキャンすると、描かれた絵がアニメーションになって浮かび上がる機能です。カメラビューを通して、リアルタイムに翻訳したり、情報を提示することも可能になります。
この機能はまだ実際に搭載されておらず、将来的なアップデートの中で実現が期待されています。BigARは同様のアプリを、「ポケモンカードゲーム」「遊☆戯☆王」といった他の人気カードゲーム向けにも開発しているため、AR機能の対応は、首を長くして待つ必要があるかもしれません。
3D化を可能にするARツールが多数登場
このAR機能は、画像認識の技術を用いて開発しています。今日では、アップルのARKitやグーグルのARCore、さらにフェイスブックのARカメラプラットフォームなど、数多くのモバイル向けツールが発表されています。これらのツールを使うことで、カード、ポスター、コミックといったあらゆる2Dメディアで、画像認識と組み合わせて3D画像に変えることが可能なりす。
AR機能の実装時期は未定ですが、今後のアップデート情報に注目が集まります。
アプリ概要
アプリ名 |
MTG Manager |
価格 |
無料(アプリ内課金あり) |
対応言語 |
英語、中国語、ドイツ語、日本語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語 |
対応OS |
iOS10.0以上、Android5.0以上 |
ダウンロード |
ARのプラットフォーム、活用事例などはこちらの記事で詳しく紹介しています。
(参考)Next Reality