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企業動向 2023.08.10

MRデバイス「Magic Leap 2」ついに日本で発売、本日からエンタープライズ向けに

Magic Leapが、次世代MRデバイス「Magic Leap 2」を日本で発売します。8月10日本日からTD SYNNEXを通じて販売され、価格はオープンプライスです。付属品の度付きインサートレンズ販売サイトも公開されました。

(出所:Magic Leap)

「Magic Leap 2」は、Magic Leap社がエンタープライズ向けに開発・販売する「Magic Leap」シリーズの最新モデルです。2022年9月から米国など8ヶ国で先行発売され、製造現場や外科手術、災害対応などに活用されています。
2022年12月には東京都内でデバイス体験会が行われ、ITジャーナリストの西田宗千佳氏が「法人向け光学シースルー型AR機のスタンダードになりうる」と評価するなど、日本市場でも業界関係者の注目が集まっていました。

長時間の業務使用を想定した製品特徴

Magic Leapはプレスリリースで、「Magic Leap 2」の製品特徴を3項目で要約しています。

1.最軽量のデバイス: Magic Leap 2は、ヘッドセットが260gと軽量、長時間の日常使用に適しています。不快感、疲労、眼精疲労を最小限に抑えるためにエルゴノミクスに基づいて設計され、持ち運びが容易です。
2.革新的な技術: Magic Leap 2は、Magic Leap 独自のDynamic Dimming Technology (ダイナミックディミング/ 遮光機能)、光学式としては最大の視野角、非常に高い画質、色の忠実度など、革新的な技術を採用しています。これにより、より没入感のあるAR体験が可能となります。
3.対応アプリケーション:国内外から多くのソリューションパートナー様がMagic Leap 2対応のソリューションを開発、準備しております。詳しくはMagic Leap までお問い合わせください。

さらに公式サイトには、既存のVRヘッドセットと「画面酔いやVR酔い」「ユーザーの適応のしやすさ」「開発のしやすさ」といった観点を比較した整理表が掲載されています。
この他にも、同社の開発者ポータルNews Roomでは、「ARクラウド」「Webブラウザ」の搭載や技術標準「OpenXR」対応など、直近のソフトウェアアップデートが紹介されています。

「Magic Leap 2」製品概要

公式サイトに掲載された製品概要は、次の通りです。

ディミング(遮光)機能 120Hzで動作するグローバルとセグメンテッドディミング
OS Magic Leap OS / Android オープンソース プロジェクト (AOSP) ベース
視野角(FOV) 対角70°
計算性能 Magic Leap 1の3倍のパフォーマンス
メモリ(RAM) 16GB LPDDR5
ストレージ 256GB
重量 260g
Bluetooth 5.1
Wifi Wifi 6
メインカメラ画素数 12.6MP
インサートレンズ +3Dから-9.5D
ビューボリューム 37cmから無限遠
空間オーディオ 2つの内蔵スピーカー / 4つの内蔵マイク
使用時間 3.5時間



(参考)プレスリリース


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