ARデバイスの開発などを行うイスラエルのLumusは、6月にシリーズBの資金調達で1,500万ドル(約17億円)を調達しました。同社はARとスマートアイウェア業界向けの透明なウェアラブルディスプレイの開発、運用、マーケティングを拡大するために、新たに4,500万ドル(約53億円)を集めたシリーズC投資を実施したことを明らかにしました。
今回の投資は、台湾に本拠を置くパソコンメーカーQuanta Computerが率いるもので、HTCや中国の浙江水晶光電科技などの投資も含まれています。
LumusのCEO・Ben Weinberger氏は次のように述べています。「この新しい資金提供は、消費者向け電子機器やスマートグラスを含むAR/MR技術の需要が高まる中、AR業界でLumusが独自技術を獲得するための研究・マーケティング活動強化のために使用する予定です」
Quantaの副会長兼社長のC.C. Leung氏は次のようにコメントしています。「AR / VRは我々の成長戦略に関連しており、AR事業のためにLumusに投資しています。 ARは先駆的な技術であり、AR市場の光学ディスプレイのイノベーターおよび業界リーダーとしてのLumusに期待しています」
2000年に設立されたLumusは、医療、製造ロジスティクス、航空電子工学、およびLumus DK-50スマートグラスのような消費者向け製品を含む複数のARデバイスを提供しています。 Lumusのソリューションは、特許取得済みの光学素子(LOE)に基づいており、コンパクトでウェアラブルなデバイスの製造を可能にします。 LOE技術は、超薄型透明反射体を含むレンズと、レンズに画像を映すミニプロジェクタで構成されています。
HTCのCOOであるDavid Chang氏は、「我々もAR / VRには尽力しています。今回の投資は、今年初めにHTC Viveのリリースを成功させたことに続き、HTCのARへの拡張に関連しています」
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