米ロサンゼルスに拠点を構えるロサンゼルスに拠点を構えるVRコンテンツ制作チーム「Kite & Lightning Studio」はVRゲーム『Bebylon Battle Royale』開発のため、Raine Ventures主導のシードラウンドにて250万ドル(約2億6千万円)を調達したことを明らかにしました。
世紀末的な世界で赤ちゃん同士が戦う『Bebylon Battle Royale』
Bebylon Battle Royaleとは、赤ちゃん同士が乗り物に乗って戦う世紀末的な世界観の対戦型VRゲームです。
未来の地球にて人類は不老不死の薬を生み出したが、新たに生まれた子供達の身体は薬を投与されると2歳の時点で成長を止めてしまう。自分たちを生み出した人間たちに怒りを露わにした赤ん坊たち(”the bebies”)は、自分たちが君臨する社会ベビロン(”Bebylon”)を作り上げ、誰が”最悪の”赤ん坊なのかを決めるために戦う…という珍妙な内容のストーリーとなっています。(詳細は公式ブログで公開中)
共同創立者のCory Strassburger氏は、「これはプレイヤーがキャラに成りきって自己表現を行うゲームです。あなたの内なる野獣を解放してください」のように述べています。
Bebylon Battle Royale Dev Diary 1 (Prototype game clip)
https://www.youtube.com/watch?v=x9brGiOQ4iA
”ミニ” ソードアート・オンラインのような世界を目指す
「Kite & Lightning Studio」はこれまで、『SightLine:The Chair』など、アーティスティックで高品質なVR作品をOculus Rift開発者版向けにリリースしてきたVRスタジオです。
自身のキャラクターを自由にクリエイトすることができ、広く奇妙なBebylonの世界を探検することが可能。皆が戦うアリーナでは闘士としてだけでなく観客として参加し、アイテムを投げたり試合に賭けたり、友人を応援することもできるとのこと。
開発者らは、まさに”ミニ” ソードアート・オンラインのような世界の構築を目指していると述べており、プレイヤー同士が相互に影響を与える機会の多いVRゲームになるようです。
なお、本タイトルのリリース時期は2017年の早期を予定しているとのこと。対応デバイスはOculus Rift、HTC Vive、PSVRとなっています。シードラウンドにて多額の投資を集めただけに今後が期待されるタイトルです。
(関連)
マッドマックス風の世界で赤ちゃん同士が乗り物で戦うVR対戦ゲームの開発が明らかに
(参考)
Kite & Lightning Raises $2.5M for ‘Bebylon’, a “mini-Sword Art Online”(英語)
http://www.roadtovr.com/kite-lightning-raises-2-5m-develop-bebylon/
※米Road To VRはMogura VRとパートナーシップを結んでいます。