小売業界にサービスを提供するVRのスタートアップ、inVRsionが300万ユーロを調達しました。これにより、これまで調達した総額は450万ユーロとなります。
2015年に設立されたinVRsionは、小売スペース、ショールーム、製品、ショッピング体験のVRシミュレーションに特化した会社です。高精細なバーチャル店舗を再現し、ユーザーの動向をヒートマップなどで追跡します。
inVRsionの専用ソフトウェアShelfZoneは、、貿易関連のマーケティング交渉、買い物客の調査や研修などのB2Bアクティビティー、更にVRのイーコマースなどのB2Cアクティビティに利用できるとのこと。
今回の新しい資金調達ラウンドには、Mainardo de Nardis(起業家およびOmnicom Groupの元CEO)や様々な投資家や著名人を含むアドバイザーが参加しました。
現在、コロナウイルスによる被害を削減するために、inVRsionはファッションおよび高級ブランドにおけるB2Bレベルでの流通や販売過程の効率化にも取り組んでいます。
inVRsionのCOOであるFabrizio Dini氏によると、3D技術を活用することにより商品の詳細、色、素材、仕上げをより的確に表示します。3D販売は、イーコマースのウェブサイトやVR & ARアプリケーションでの製品の視覚化の新しい基準となるでしょう。
(参考)EU-Startups