ロンドンを拠点に活動するVR関連企業「Infinitus Global」がロンドンで開催したイベントにて、新たな高スペックVRHMD「Infinitus Prime tVR」を発表。現在、公式サイトより予約を受け付けており、価格は3,000ドル(約33万円)となっています。
Infinitus Prime – Official page: http://www.infinitusprime.com/
Infinitus Primeは主に教育用やグローバル企業向けに開発されたVRHMDであり、IPS液晶パネルによる5K(5120×1440)の解像度と、140度の視野角を併せ持っています。さらにWindowsのほかMac OSやLinuxにも対応しています。
ただし一方で、フレームレートは60fpsとやや低い値になっています。この点に関し同社CEOのHoward Thompson氏は、主な使用目的がゲーミングではないため画質の方を優先したと述べています。
主に企業がターゲットということもあり高めの価格が設定されている本機です。既にOculus Rift等のハイエンドVRヘッドマウントディスプレイでは発色やレイテンシーの関係から有機ELが定番となっていますが、IPS液晶を採用している点が気になります。
3年間の開発プロジェクトの末開発された本機は、Oculus RiftやHTC Viveに並ぶ新たなVRHMDとして市場を開拓できるのでしょうか。同機のさらなる詳細も含めて、今後も注目が集まります。
(参考)
Infinitus Prime is an Enterprise Focused VR Headset with 5k Horizontal Resolution(英語)
http://www.roadtovr.com/infinitus-prime-is-an-industry-focused-vr-headset-with-5k-horizontal-resolution/
New Infinitus Prime tVR Headset Puts The Oculus Rift & HTC Vive to Shame(英語)
http://ir.net/news/virtual-reality/124534/infinitus-prime-tvr-vr/
Infinitus Prime – Official page
http://www.infinitusprime.com/
※米Road to VRはMogura VRとパートナーシップを結んでいます。