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活用事例 2023.02.28

家具メーカーのIKEAが「店舗で遊べるARゲーム」提供、Metaも開発に参加

スウェーデンの家具メーカー・IKEAは、同社の店舗内で遊べるARゲームを発表しました。このゲームはMetaWarpin Realityの協力を得て開発されたもの。スウェーデン国内21店舗にて、期間限定で体験できます。


(出典:Meta, IKEA, Warpin Reality)

MetaのAR作成ツールで開発

開発されたARゲームタイトルは「Lilla Äventyret」。実店舗に設置されたQRコードをスキャンすると、様々な海洋生物の知識を学べる子供向け教育用ゲームです。ゲーム内のInstagramフィルターを使って、タコ、カメ、シャチなどの生物と一緒に自撮りもできます。


(出典:Meta, IKEA, Warpin Reality)

Warpin RealityのCEOであるEmma Ridderstad氏は「Metaと密接に協力しながら、我々はMetaのARエフェクト制作ツール『Spark AR Studio』の限界に挑戦しテストを重ね、単純なフィルター機能から家族全員のためのユニークな体験への移行を目指しました」とコメントしています。

ARマーケティングに積極的に取り組む

IKEAはこれまでも、AR技術を活かしたマーケティング施策を多数実施しています。2022年6月にはIKEA公式アプリや公式サイトにて利用可能な「IKEA Kreativ Scene Scanner」をリリース。スマートフォンでスキャンした室内の家具を画面上で削除し、新たな内装や家具の配置を検討できます。​​


(出典:IKEA)

同社は2020年にARスタートアップを買収、2021年にはSnapchatで遊べる「AR脱出ゲーム」をリリースしています。小売業のARマーケティング分野で最先端を行く企業であるIKEA。今後の動向が注目されます。

(参考)VRScout
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