韓国通信大手のSKテレコムは、自社で運営するメタバース「ifland」の普及に向け、東南アジア3か国の現地企業と協業します。対応言語もインドネシア語、マレー語、ヒンディー語、スペイン語を追加。長期的には米国、EU、インドのパートナーも開拓予定とのことです。
「ifland」は2021年7月に発表されたサービスです。ユーザーは独自のアバターやワールドを作成でき、K-POPアイドルを起用したバーチャルイベントも開催しています。2023年11月にはサービス内通貨を用いた収益化機能が実装され、企業・自治体が手掛けるNFTアイテムも出品されました。
東南アジア3国のローカライズで協力
SKテレコムによれば、新たな協業先はマレーシアの通信大手CelcomDigi Berhad、インドネシアのゲーム開発大手Agate、フィリピンの通信大手Cosmic Technologiesの3社です。
CelcomDigi Berhadとは2023年2月にパートナーシップを開始。AgateとCosmic Technologiesとも7月から現地イベントを共催しており、今回のMoU締結に至りました。今後も3社は、各国市場にローカライズされたコンテンツ開発やマーケティング、主要顧客のサポートを担います。
SKテレコムメタバース事業部COOのヤン・ミョンソク氏は、今回の発表について「より多くの現地企業と提携することで、iflandのユーザーに彼らの文化・社会を理解したコンテンツやサービスを提供できるよう、今後も最善を尽くしていきます」と述べました。
(参考)SKテレコム