アイデアレンズ社は、新型のVRHMD(ヘッドマウンドディスプレイ)『IDEALENS K2』を9月15日(木)より中国において発売することを発表しました。8月11日(木)中国・北京で開催された発表会にて明らかになりました。
本製品の日本市場への進出とコンテンツ協力を担当するのはクリーク・アンド・リバー社となっており、問い合わせ先などはプレスリリースにて記載されています。
発表会では、既にゲームなどを含む200以上のコンテンツがプラットフォームに搭載されることや、サムスン電子と技術的な提携をおこない、VRチップを共同開発することが発表され、VRのソフトとハード両面に対して準備ができていることをアピールしました。
中国製のVRヘッドマウントディスプレイに多い、「Oculus RiftやHTC Viveとカタログスペックは同等だが、描画処理時の補正等が足りず、ヘッドトラッキング性能などが十分でないため、残像などが見えてしまう」といった課題を解決できているのかに注目したいところです。
今回発表した『IDEALENS K2』の特徴は、PCやスマホを用意する必要がなく単体で使用可能なため、室内に限らず、屋外でも体験することができる点です。
スペックは前モデル『IDEALENS K1』を引き継ぎつつ、視野角は120度、タイムラグは17ms(ミリ秒)、質量は290g(グラム)となっています。
『IDEALENS K2』のスペックは以下の通りとなっています。
「IDEALENS K2」 製品概要
外形寸法 | HMD*本体部分のみ: 129mm x 183mm x 105mm |
質量 | HMD*本体部分のみ: 約290g |
ディスプレイ方式 | OLED |
ディスプレイ解像度 | 1200 x 1080 x 2 |
視野角 | 120度 |
リフレッシュレート | 90Hz |
遅延 | 17ms |
搭載センサ | 9軸検出システム(3軸ジャイロ・3軸加速度・3軸地磁気) |
各センサ応答時間 | ≤2ms |
プロセッサ | CPU/ Exynos 7420 GPU/ Mali-T760 MP8 |
メモリー | ROM/ 32G eMMC (OS、内蔵ソフトを含む) RAM/3G LPDDR3 |
拡張メモリー | micro SD (最高128GB) |
Wi-Fi | 2.4G/5G 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.0、3.0、2.0 |
接続端子 | micro USB 2.0端子、 3.5mm ステレオヘッドフォン端子 |
充電 | 約3.5時間(2A急速充電対応) |
電池消費時間 | 約2.5~6時間程度 |
価格 | 3,499元(日本円で約52,000円強) |
発売日 | 2016年9月15日(木)中国にて発売開始 |