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投資 2019.05.13

HTCが支援プログラム通過企業を発表、日本向けデモイベントも近日開催へ

HTCのAR/VRスタートアップ支援プログラム、VIVE Xの第4期選考通過企業が発表されました。VIVE Xは2016年にスタートし、これまでに総額1.5億ドル(約168億円)規模の投資を行っています。第4期ではサンフランシスコ、ロンドン、テルアビブといった世界各地から計17社が採択され、HTCからの支援を受ける形となりました。

日本でもデモが開催

VIVE Xの選考を通過した企業は、HTCが主催するイベントVive X Demo Daysでデモンストレーションを行います。

同イベントは日本でも「2019 VIVE X APAC デモ・デー」という名称で開催されることが決定しており、次回開催日は2019年5月17日(金)。前日となる5月16日には、開発者向けの「2019 VIVE デベロッパー・デー」も開催されます(※5月13日時点でデベロッパー・デーは満席、デモ・デーは若干の空きあり。デモ・デーの申し込みはこちらのページから)。

選考通過企業一覧

サンフランシスコ

MyndVR 
高齢層向けにVRを活用したレクリエーションやセラピーコンテンツを開発。

Primitive
ソフトウェア開発チームを対象にした、VRを活用したプログラミング支援ツールの制作。

ybVR
8K解像度のオンデマンドVRビデオや、VRライブ配信用のプラットフォームを手掛ける。

Visby
映像関係のプロフェッショナルを対象とした、ホログラフィックイメージソフトを開発。

Modal
ロケーションベースVR(施設型VR)での使用を想定した、フリーローム型(※)のVRコンテンツを開発。

(※フリーローム:プレイヤーがフィールド内を自由に歩き回る事が可能な仕組み)

ロンドン

Immersive Factory 
VRを活用した、現実のシチュエーションに基づいたHSEトレーニング用のソフトウェアを開発。

LIV
VRのコンテンツクリエイターやゲームデベロッパーに、視聴者からのリアルタイムの収益化を可能とするシステムを開発。世界最大のVRコンテンツクリエイターのコミュニティも。

Kagenova
インタラクティブリアリズムを生む次世代の没入体験のための、コアテクノロジーを開発している企業。同社のAIベースのプラグイン「spatial360」は画面酔いを解消し、全てのVRビデオを6DoF(※)環境で視聴可能。

(※6DoF:向きと位置を認識する。VRで現実と同じように前後左右上下に自由に動かすことが可能)

台北

360 Stories
世界の旅をそれぞれ臨場感あふれる360度動画の物語に作り、VRコンテンツとして提供する独自の世界旅行プラットフォームを展開。

z-emotion(韓国)
服飾デザインなど、2Dパターンから3Dのバーチャルサンプルをリアルタイムで生成するVRアパレルシミュレーターを開発。

深セン

Inload
VRキオスクのデザインなどを手掛けている企業。自社内にR&D;ラボやゲームスタジオも。

Yaoan
法人向け分野での20年以上のソフトウェア開発経験を有する企業で、VRトレーニングシステム、VR防災訓練ソフトなどを手掛ける。

北京

・ifGames
国際的なeSportsや地域ベースのエンターテイメント(LBE) 向けの大型VRゲームコンテンツを製作するゲーム開発会社。

ShinyVR
燕山大学内の国防研究ラボを母体とした企業で、分子レベルの物理的シミュレーション「SYVR」を開発。

・Yuanji
犯罪現場での証拠収集を直接的・間接的に支援するVRビジュアル化システムを開発している企業。

テルアビブ

Sixdof.space 
速度と正確性の面で優れる新トラッキングシステムを開発している企業。トラッキングシステムは光学とエレクトロニクス、アルゴリズムの組み合わせで動作。同社は現在、複数の業界と商談を進めており、その中にはVR業界も含まれている。

Ayayu Games
VRヘッドセット用のハンドコントローラーを開発・製造している企業。同社のコントローラーは特許の出願も。

(参考)Road to VR
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