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ガジェット 2022.09.01

HTC新型スマートフォン「HTC Desire 22 pro」発表 メタバース戦略の中心となる一台か?

9月1日(木)、HTC NIPPONより新型スマートフォン「HTC Desire 22 pro」が発表されました。発売日は10月1日(土)。同社が日本市場向けに新型スマートフォンを発売するのは約4年ぶりとなります。


9月1日(木)に実施された製品発表会は、HTC NIPPON代表取締役社長・児島全克氏が、「VRChat」の公式ワールド「VIVE Wonderland」からアバター姿であいさつするという演出からスタート。このユニークな始まり方は、「HTC Desire 22 pro」が「メタバースへのアクセス手段」としてプッシュされていることに起因します。

「HTC Desire 22 pro」は、画面サイズ比20:9の6.6インチ、フルHDで120Hzリフレッシュレートを確保したLCD(液晶ディスプレイ)を採用。3G・LTE・5G(Sub6)の国内すべての帯域をカバーし、防水・防塵性能やおサイフケータイ機能、高速充電、ワイヤレス充電といった機能を備え、カメラ機能も充実した、多機能なAndroidスマートフォンです。

そして最大の特徴は、HTCの⼩型VRグラス「VIVE Flow」との併用に最適化されていることです。Bluetooth接続によるコントローラーとしての利用はもちろん、HDCPサポート対応のコンテンツストリーミングにより、Netflixなどの動画配信サービスを視聴することができます。また、「VIVE Flow」への給電もできるため、いざというときの充電不足にも対応できます。

「VIVE Flow」と合わせて発表会でプッシュされていたのは、HTCが展開するメタバース・エコシステムの「VIVERSE」です。「HTC Desire 22 pro」は、仮想空間「VIVERSE World」や、NFTグッズを販売するマーケット「VIVERSE Market」など、バーチャルコンテンツ、メタバース、NFT、Web3といった最新のテクノロジーに手軽にアクセスするための手段になる、と紹介されました。

そのために、「VIVE Flow」への最適化のほか、暗号資産ウォレット「VIVE Wallet」や、アバター作成アプリ「VIVE Avatar」といったアプリがプリインストールされているとのことです。「HTC Desire 22 pro」は、それ一台でHTCの展開するメタバースやWeb3事業へアクセスするためのハブとなる、といったところでしょう。

なお、HTCはこれまで、ハイエンドVRヘッドセット「VIVE Pro」「VIVE Cosmosシリーズ」や、一体型VRヘッドセット「VIVE Focus 3」といったVR機器を多数展開しています。児島氏によれば、今後もこれらVR機器の展開は維持しつつ、今回発表された「HTC Desire 22 pro」と「VIVE Flow」の組み合わせも加えた3つの軸でVR・メタバース展開を進めていくとのことです。

「HTC Desire 22 pro」は、「チェリーブロッサム」「ダークオーク」の2カラーが10月1日(土)に、日本限定カラーの「サルサ・レッド」が10月末に発売予定です。スマートフォン単体販売は64,900円(税込)、「VIVE Flow」セット版が114,900円(税込)となります。なお、購入者には「VIVERSE」で利用できるマイルームPodが限定数贈呈されるとのことです。

「HTC Desire 22 pro」製品ページはこちら。
https://www.htc.com/jp/smartphones/htc-desire-22-pro/

「HTC Desire 22 pro」購入ページはこちら。
https://htcvive.jp/category/smartphone.html

(参考)プレスリリース


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