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ガジェット 2024.01.09

音が漏れないマイクの新モデル「mutalk 2」予約受付開始 音質改善で前世代機の課題克服

パナソニック傘下のデバイスメーカーShiftallは、ラスベガスで開催中のCESにて新型のワイヤレスマイク「mutalk 2」を発表しました。「mutalk 2」は2022年に同社が発売した「mutalk」の後継機で、周囲に声が漏れない防音マイクという特長があります。1月8日より予約を開始しています。価格は19,900円(税込)。

mutalk 2は、PCやスマートフォンと無線接続して使用する防音マイクです。ヘルムホルツ共鳴器の原理を利用し、20デシベルから30デシベルの消音効果があります。Shiftallによれば、「静かなカフェ程度の騒音環境で電話会議を行った場合、すぐ隣の席に座っていても、何を話しているのか聞き取れないレベルに減音され」るとのこと。また、「音量が大きくなりがちで、聞かされると不快な「叫び声」などの高音域(1,600Hz〜2,000Hz)帯においては、実に-30デシベルを超える消音効果を発揮」するとしています。

防音マイクの用途としては、オンラインミーティングなどのビジネス用途、そしてメタバースでの音声コミュニケーションやゲーム実況などがあります。

Shiftallが初めて防音マイクを世に送り出した初代mutalkは、マイクの新たなジャンルとして2022年に発売されましたが、音質や装着感などの課題もありました。mutalk2では、「mutalkの課題を克服したかった」(Shiftall CEO 岩佐琢磨氏)とのこと。専用ドングルを使うことで遅延低減・高ビットレート化。また、マイクの構造に変化を加え、長時間利用時、呼気由来の湿気が音質に与える影響も低減しています。同梱の「ノーズカバーマウスパッド」を使うことで、口に加えて鼻からの音も取り込めるため、鼻声になることを防ぎます。

mutalk 2は2024年5月に発売予定です。価格は19,900円(税込)。発表された日本時間2024年1月8日より予約受付を開始しています。

Shiftallでは、初代mutalkユーザーに対して、mutalk 2が3,000円〜4,000円割引となる買い替えキャンペーンを実施しています。詳しくは公式ページより確認してください。


(CESのメディア向けプレイベントCES Unveiledにて「mutalk 2」を披露するShiftall 岩佐琢磨CEO。大声で歌を歌い、その音質をアピール。筆者もヘッドホンで聴いてみたが、歌が綺麗に聞こえる程度に音質は改善されていた)

mutalk 2スペック

品名 mutalk 2
製品型番 SVP-OD2B
動作時間 約10時間
充電方式 USB Type-C、充電時間 約2時間
マイク入力感度 -51dB±2dB
マイク周波数帯域 50〜20,000Hz
本体サイズ W123mm×H107.5mm×D67mm
重量 188g(本体のみ)
接続方式 ・無線接続
 Bluetooth® Ver.5.3
 専用通信ドングル(USB Type-A)

・有線接続
 USB(USB Audio)

音声ビットレート ・有線接続時または専用通信ドングル接続時
  音声入力(マイク):最大 48KHz,24bit
  音声出力:最大96KHz,24bit

・Bluetooth接続時
  音声入力(マイク):最大 16KHz,16bit
  音声出力:最大16KHz,16bit※
  ※A2DPプロファイル利用時は最大44.1KHz,16bit

対応Bluetoothプロファイル HSP, HFP, A2DP
マルチポイント接続台数 最大2台
イヤホンジャック 3.5mmステレオミニジャック
専用通信ドングル、有線USB接続対応OS Windows 10以降
macOS v11以降 / macOS v10.13以降

※iOS/iPadOSデバイス、Androidデバイスでは有線USB接続や、専用通信ドングルが使えるものがありますが、動作保証は致しかねます。

Bluetooth接続対応OS Windows 10以降
macOS v11以降 / macOS v10.13以降
iOS 13.4以降 / iPadOS 13.4以降
Android 10以降
内容物 mutalk 2、ノーズカバーマウスパッド、マウスパッド、吸湿クッション、ヘッドバンド、mutalk 2 専用通信ドングル、USBケーブル、安全上のご注意/保証書

(参考)Shiftall


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