Meta社のCTO、アンドリュー・ボズワース氏は、自社メタバース「Horizon Worlds」内のアバターに「足が無い」という問題について、取り組みを進めていることを明らかにしました。
現在、Meta社のアバターシステムは、“カスタマイズ上”は全身の姿の設定が可能ですが、「Horizon Worlds」では下半身は表示されず、上半身が空中に浮いたような姿でプレイする形となっています。この仕様は「没入感を削ぐ」などと批判されることがあり、ボズワース氏は2月に、検討を行う方針を明らかにしていました。
今回の取り組みについての“再告知”は、ボズワース氏のインスタグラムで行われました。同氏は、相手からのみ見える脚(フェイクレッグ)案を進めているとし、以下のように説明を行いました。
アバターに自分の本当の脚(の位置)と一致しない脚があることは、大きな違和感を生み出します。(中略)我々は現在、第三者からは自然に見える――相手は本当の足の位置は分からないので――かつプレイヤー自身の目には映らないレッグパーツに取り組んでいます。
なお、「Horizon Worlds」は9月現在、日本では未実装のため、具体的にどのような姿になるのかについて詳細が分かっていません。日本実装時には「足があるのか」にも注目したいところです。
ボズワース氏について
ボズワース氏は2006年にフェイスブック(当時)に入社。「ボズ」の愛称で呼ばれています。以降15年以上、同社で勤務してきました。自身のインスタグラムで、定期的にQ&A;セッションを行っており、過去にはMeta Quest向けアプリを配信できる「App Lab」の登場が近いことを予告。 Quest 2の120Hz対応については発言せずガッツポーズで答えるなど、率先して情報公開(あるいはほのめかしを)を行ってきました。
(参考)インスタグラム