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業界動向 2020.01.19

HoloLens 2、一部のデバイスで表示に問題か。マイクロソフトは「対応中」

2019年11月から出荷が始まったマイクロソフトのMRデバイス「HoloLens 2」。そのHoloLens 2の一部に、色表示に問題があるものが含まれているという報告が上がっています。マイクロソフトは「すでに問題を認識しており、ユーザーと協力して原因を探る」としています。

HoloLens 2で新たに採用されたディスプレイが原因か

今回の問題は米メディアRoad to VRが報じたもの。同メディアの記事によれば、いくつかのHoloLens 2端末において、表示画面上に虹のような色ムラが出ているのが確認された、としています。


(表示に問題があるとされるHoloLens 2での映像 / 画像提供:Redditユーザー hegemonbill氏)

問題のある端末がどのくらいの割合で存在するかは不明ですが、マイクロソフトは問題を認識しており、原因の特定に取り組んでいるとのこと。マイクロソフトの広報担当者はRoad to VRの取材に対し、以下のようにコメントしています。

「HoloLens 2には初代HoloLensの視野を2倍以上にする新しいタイプのディスプレイが使われており、(今回の問題は)バランスの取れた初代ディスプレイとのトレードオフの結果だと考えられます。ディスプレイに問題が発生している一部の開発者からの報告は把握しており、根本的な原因を理解するため彼らと密接に協力しています」。

HoloLensの開発者であるAlex Kipman氏は、表示に問題のある端末の写真を投稿したtwitterユーザーに対し、「装着していない状態の端末を外側から撮影しているので、実際に装着した状態でディスプレイを見た場合とは異なるかもしれない。それでも問題がある場合は、解決に向けて一緒に取り組みましょう」と返信しています。

HoloLens 2は3500ドル(約38万円)もする製品だけに、ユーザーがこの問題を心配するのも理解できる話だとRoad to VRはまとめています。

(参考)Road to VR
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