11月15日(水)カバー株式会社が「二次創作ガイドライン」の改訂を実施し、新たに「二次創作ゲームに関するガイドライン」を追加。合わせて、二次創作ゲーム向けのゲームブランド「holo Indie」の立ち上げを発表しました。ブランドの第1弾タイトルとして「ホロパレード」がリリース予定です。
今回のガイドライン改訂と新ブランド立ち上げにより、カバー社が保有するIP(※今回の場合はホロライブプロダクションのVTuberコンテンツ全般)を利用した二次創作ゲームの有償配布も可能となります。また、二次創作ゲームクリエイターによる継続的活動のサポートを実現していくとのこと。
ガイドラインの詳細はこちら。
・二次創作ガイドライン
新ブランド「holo Indie」とは?
「holo Indie」は、世界中のホロライブプロダクションのファンやクリエイターと共創することを目的に、ゲームクリエイター・サポートプログラムを利用して制作した二次創作ゲーム向けのゲームブランドの総称。二次創作ゲームクリエイターに継続的な活動をサポートするための還元エコシステムの提供と、より多くのファンに多種多様な二次創作ゲームを届ける機会の創出を目指していくと述べています。
今回第一弾として発表された「ホロパレード」は、個人ゲームデベロッパーの「ろぼくろ」氏が制作したコンテンツ。ホロライブプロダクション所属のVTuberやマスコットキャラクター総勢65体以上を「集め / 育て / 眺めて楽しい」シングルプレイ専用の2Dタワーディフェンスゲームです。リリースは2023年12月1日の予定となっています。
Steamページ:https://store.steampowered.com/app/2647230/HoloParade/
ポイント:世界的な盛り上がりを見せるホロライブの二次創作ゲーム開発
今回のブランド立ち上げの背景には、国内外のホロライブの二次創作ゲーム界隈の人気があると思われます。近年、ホロライブのキャラクターを登場させた二次創作ゲームが続々と発表されており、それらをVTuber本人たちが生配信などでゲーム実況することから、さらなる話題を生むといった状況となっています。代表的なものでは、海外クリエイター制作の「ホロキュア」や「Idol Showdown」などがあり、Steamで無料で遊べることから多くのユーザーに遊ばれています。「Idol Showdown」については、世界最大級の格闘ゲームイベント「EVO」でも種目として採用されていました。
これまでは高クオリティのゲームを開発したとしても、権利の関係から無償リリースが前提となっていましたが、今回のガイドライン改訂によって有償作品でリリースできる
可能性が高まったことから、よりクリエイターが熱心にコンテンツ制作を続けられることになりそうです。