触覚フィードバックグローブ「ContactGlove」等を開発するDiver-Xは、ペン型の触覚フィードバックデバイス「HaptPencil」を発表しました。VRを用いた医療系シミュレーション分野での活用を狙います。本体価格は8万円(※税抜)。
想定されるHaptPencilのユースケース
歯科シミュレーション
実習で使用する歯の模型を個別に準備する必要がなくなり、追加費用もかからないため、コストの大幅削減につながります。部位に対する器具の反応や振動もリアルに再現され、現実の器具や模型では不可能な触覚の変化等も設定できるので、高い学習効果が期待できます。
外科手術シミュレーション
歯科実習と同じく実習環境を構築するコストは高く、気軽な反復練習は困難です。VR空間上に一度実習環境を作成すれば、異なる環境を再現した実習が繰り返しできるだけでなく、学生が機材を自宅に持ち帰っての自主練習も可能になります。予め熟練者の動作を記録し、それを3D空間で再現するとともに「HaptPencil」と連動させた、追体験型教材としても利用できます。これにより、テキストや画像では得られない高い学習効果が期待できます。
スペック
接続方式 |
USB type-C |
触覚フィードバック |
ハプティックリアクタを用いた振動(振動周波数:160-320Hz) |
位置トラッキング |
Meta Quest2のカメラベースハンドトラッキング等 |
ボタン |
本体上部の操作用ボタン1個 |
センサ |
本体側面(両面)の圧力センサ2個 |
価格 |
8万円(税抜き) |
内容物 |
HaptPencil1本 |
オプション |
デモ用VRソフトウェア:10万円(税抜き) |
(参考)プレスリリース