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業界動向 2023.05.02

Diver-X、医療シミュレーション向けの触覚フィードバックデバイス「HaptPencil」を発表

触覚フィードバックグローブ「ContactGlove」等を開発するDiver-Xは、ペン型の触覚フィードバックデバイス「HaptPencil」を発表しました。VRを用いた医療系シミュレーション分野での活用を狙います。本体価格は8万円(※税抜)。

想定されるHaptPencilのユースケース

歯科シミュレーション

実習で使用する歯の模型を個別に準備する必要がなくなり、追加費用もかからないため、コストの大幅削減につながります。部位に対する器具の反応や振動もリアルに再現され、現実の器具や模型では不可能な触覚の変化等も設定できるので、高い学習効果が期待できます。

外科手術シミュレーション

歯科実習と同じく実習環境を構築するコストは高く、気軽な反復練習は困難です。VR空間上に一度実習環境を作成すれば、異なる環境を再現した実習が繰り返しできるだけでなく、学生が機材を自宅に持ち帰っての自主練習も可能になります。予め熟練者の動作を記録し、それを3D空間で再現するとともに「HaptPencil」と連動させた、追体験型教材としても利用できます。これにより、テキストや画像では得られない高い学習効果が期待できます。

スペック

接続方式

USB type-C
Bluetooth(Meta Quest2等USB OTG機能を持ったデバイスと直接接続可能)

触覚フィードバック

ハプティックリアクタを用いた振動(振動周波数:160-320Hz)

位置トラッキング

Meta Quest2のカメラベースハンドトラッキング等
HaptPencil内蔵の6軸加速度センサ

ボタン

本体上部の操作用ボタン1個

センサ

本体側面(両面)の圧力センサ2個

価格

8万円(税抜き)

内容物

HaptPencil1本
制御用Box一式

オプション

デモ用VRソフトウェア:10万円(税抜き)
開発用SDK(Unity用)ライセンス料:10万円(買い切り)
シミュレーション用アプリケーション:別途受託開発

(参考)プレスリリース


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