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活用事例 2016.09.28

Greg Castle氏、VRなどに向けた1200万ドルの投資ファンドを発表

Oculusの設立時からVRへ投資を行ってきた投資家のグレッグ・キャッスル氏が、新しくVR、ARを始めとしたテクノロジーの進歩を目指す企業に向けて、総額1,200万ドルの投資ファンドの設立を告知しました。
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先端テクノロジーのさらなる革新を求めて

今回対象分野として挙げられているのは、VR、AR(拡張現実)、自動走行車・ロボット、AI(人工知能)、コンピュータービジョン(画像認識)などの先端テクノロジーです。

「これらの技術はどれも既に“実現”こそしていますが、まだまだ大衆化には課題が山積みです。それを突破する“革新”を、私は探しているのです」と、Castle氏は語ります。

VRはゲームの未来

キャッスル氏がVR分野に確信を抱いたのは、やがてOculusのCEOとなるブレンダン・イリベ氏から、創業者であるパルマー・ラッキー氏のプロトタイプを支持するジョン・カーマック氏のメッセージを見せられたときではありませんでした。

それはその少し後、Iribe氏らが作ったKickstarterのPVにおいて、Epic Games、Unity Technologies、Valve Softwareといった主力なゲーム開発会社のオピニオンリーダーたちが、軒並みOculus Riftを支持していたのを見たときだと言います。

「それが私の転換点でした。

様々なメジャー企業の意思決定者たちが、皆カメラに向かって『これがゲームの未来となる』と語っていたのです。

何より彼らは、些細な事でカメラの前で何かを支持すると述べる人たちではありません。彼らがそう語るのであれば、本当にそう確信しているのだと分かりました」
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今後10年でテクノロジーが生活を変える

Anorak Venturesからの1,200万ドルの投資を通して、Castle氏はVRやAR以外にも、AIやコンピュータービジョンなど、生活を豊かにする先端テクノロジーの進歩を探しています。

「今後10年で、これらのテクノロジーは私たちの生活を変えるでしょう。

私はこれらの興味深い分野を大衆化させることのできる、高度な専門技術を持ったチームを求めています」

“Anorak”とは本来SFアクション小説『Ready Player One(邦題:ゲームウォーズ)』に登場するVR技術者の名前ですが、転じて「特別な分野に対して異常なほどの執念を持つ人物」を指すスラングとして用いられています。

それはまさに、Castle氏が探し求めているチーム像にぴったりの表現です。

Anorak Ventures

Anorak Venturesは、Presence Capital、Pathbreaker Ventures、The Venture Realityといった、同様の分野を対象とした投資グループに参加しています。
また最近では、Simbe、Dishcraft、LoomAIといったVR関連企業に投資してきました。

投資家でありEA、Biowareの元幹部であるGreg Richardson氏、シリコンバレーのベテランとしてSingularity Universityでも活動するReese Jones氏らが、Anorak Venturesのアドバイザーを務めています。

(参考)
UploadVR / Oculus Seed Investor Greg Castle Announces $12 Million Investment Fund(英語)
http://uploadvr.com/greg-castle-investment-fund/
※Mogura VRはUploadVRのパートナーメディアです。


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