GoProは、VR/非VR両方のコンテンツ撮影に適した360度撮影可能なアクションカメラ「Fusion」を発表しました。
360度動画からHD動画を切り抜ける5.2K解像度
先月に大規模なレイオフが行われたり、VRへの取り組みを大幅に削減するとの噂が続く中、GoProは新たなVRコンテンツ用のアクションカメラを発表しました。
GoProは20日、「VR/非VR、動画/写真すべてに適した究極のキャプチャデバイス」と謳う、5.2K360度カメラ「Fusion」を発表。
価格と製品仕様について詳細は公開されていませんが、動画の品質は5.2K/30FPSとされています。
また通常の360度カメラと異なり、VR/非VRに対応するとしているFusionでは、5.2K360度の球面映像(写真)から任意の角度で画面を切り抜き、HD品質の非VR映像(写真)を制作できる“パンチアウト”を実現しています。
Fusionを試用するパイロットプログラムが募集
GoProはまた、2017年の夏に展開予定のFusionパイロットプログラムの募集を開始しました。
GoProの創業者兼CEOであるNicholas Woodman氏は、「Fusionは従来の固定視点コンテンツを撮影する際にも、同時にあらゆる角度をキャプチャすることで、汎用性の高い撮影を可能にする」と述べています。
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GoProは今年の夏、「ユーザーエクスペリエンスをより向上させ、Fusionのクリエイティブな可能性を示す魅力的なコンテンツを制作するために、ブランド、代理店、コンテンツの専門家などのパイロットパートナーと緊密に協力していきます」と発表しています。
Fusionのトレイラーを見た限りでは、初ステッチングの跡(つなぎ目)が目立つこともなく、きれいな360度動画が撮影できると期待できます。
「Fusion」は、2017年末までに数量限定でのリリースを予定しています。詳細な価格などは発売時に発表予定です。
(参考)
VRScout / GoPro Unveils New Fusion 360 Action Camera(英語)
http://vrscout.com/news/gopro-new-fusion-360-action-camera/
Mogura VRはVRScoutとパートナーシップを結んでいます。