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グーグル、VRの未来「ライトフィールド」を体験できるアプリ公開

グーグルは、肉眼により近い、実写にも関わらず身体を動かして立体的なVR体験ができる「ライトフィールド」を体験できるアプリを公開しました。本アプリでは16台のカメラを使用、1000以上の視点で撮影できる特別な機材を用いています。

肉眼により近い感覚のライトフィールド

「ライトフィールド」とは、複数の視点から同時に写真や映像を撮影する事で、より肉眼で見た時の感覚に近い映像を生成する技術です。2018年現在、VR用の映像を撮影する際には、基本的に1つの視点に設置された360度カメラで撮影しています。しかしこの方式では、VR体験中に顔の位置を動して視点が変更されても、VR体験の視点は切り替わらず、リアルな感覚が失われてしまうという欠点があります。

グーグルはGoProのカメラを、回転する直径70センチほどの半円に16台設置した装置(写真上)と、それを処理するアルゴリズムを開発しました。このカメラは1回転する間に、1000以上の視点から撮影を行う事ができます。

VR体験をするユーザーが顔の位置を変えると、それに伴い映像を投影するカメラを変更する事で、どの視点で見た際にもリアルな感覚を維持し、より肉眼に近づけることに成功しています(写真下)。

この技術を使って撮影された写真は、HTC Vive、Oculus Rift、Windows Mixed Reality向けのアプリ『Welcome to Light Fields』にて公開されています。スペースシャトルの操縦席やキッチンなどの様子を、VRで見ることが可能です。



課題はデータの処理量

ライトフィールド技術には、広く実用化するまでには大きな課題が残っています。特に1000以上の視点を使用するため、膨大なデータ量を処理する必要があり、現状では動画の閲覧ができず、静止画しか体験することができません。

グーグルはライトフィールドの普及に関する具体的なプランについて言及を行なっておらず、今回のアプリは実験的なものだとしています。

(参考)Google公式Road to VRVR Scout
Mogura VRはRoad to VR、VR Scoutのパートナーメディアです。

この記事を書いた人

田口大智

明治大学文学部フランス文学専攻に在学中。明治大学硬式野球部引退と同時に休学し、日本マイクロソフトのインターンに9ヶ月間参加。Microsoft Azure やHoloLens 等の啓蒙活動に携わる。現在は米国ワシントン州シアトルに留学中。Twitter:@_taccho

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