オンラインで買い物するときに困ること。それは、服や時計、化粧品やアクセサリーといった身につける商品が、実際に使ったときどう見えるのか確認できないことです。アクセサリーブランドのGabriel & Coは、ARアプリを使ってこの問題の解決を試みています。
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ARで着用イメージを確認
Gabrielが導入したARアプリは、店舗とオンラインのギャップを埋めることが目的です。商品——特に指輪——が実際にどのように見えるのか、ARを使って顧客によりよく理解してもらおうと考えているようです。
ユーザーはアプリを使ってアクセサリーのデザインを決め、商品のカスタマイズを行います。360度の方向から、完成品の3Dイメージを確認することも可能です。
そして実際に自分の手につけた様子をAR映像で確認。画像は保存してSNSでシェアできるため、オーダーする前に、家族や友人とイメージの共有も可能です。
在庫を削減するVRショーケース
またGabrielは、実店舗の運営にもVR技術を活用しています。店員は全ての商品をバーチャルなショーケースから確認することが可能です。これによって在庫のスペースや商品を揃える費用を削減できます。
GabrielのCEOであるJack Gabriel氏は「最新の技術がビジネスのあり方を変えるにつれ、顧客との接し方はこれまでより重要になってきました」と話しています。さらに「我々は市場の変化を注視し、将来を見据えた商品を生み出していきます。そして、最先端の顧客体験を提供します」と続けています。
商品購入を助けるAR技術の導入は、IKEA、ZARAなどの事例があります。また、AmazonやeBayもAR活用を進めていることがうかがえます。
(参考)VRFocus
Mogura VRはVRFocusのパートナーメディアです。