大手家具メーカーのイケアは、ARによって部屋の中に家具を配置できるアプリを開発しました。本アプリ『IKEA Place』はiOS11で動作し、9月末にリリース予定です。家具をオンライン購入する際に、実際にその家具を自分の部屋などに配置して試し置きすることができるため、顧客の購買判断に寄与するものになりそうです。
ARでイケア製の家具を試すことができるアプリ
『IKEA Place』では、イケア製の様々な家具の3Dモデルを部屋の中にAR表示することが可能で、約2,000種類のイケア製のソファやコーヒーテーブル、アームチェアなどの家具を試すことができます。
これはアップルのARプラットフォームであるARKit上で動作するアプリで、スマートフォンのカメラで部屋の中をスキャンして、3Dモデルの家具を、まるで実際に配置したかのように正確に置くことができます。
iOS11より導入される高性能なAR機能を使用できるので、AR表示された3Dモデルの家具の光具合や、影までもリアルに表現することができます。また、部屋の中にAR表示した家具の様子を写真に撮ってシェアすることもできるので、友人や家族に意見を求める際などに使うこともできます。
アプリの使い方は簡単で、iOS 11をインストールしたiPhoneであれば『IKEA Place』をダウンロードできます。アプリを起動して家具を配置したい部屋の床をカメラでスキャン、そしてアプリ内のカタログから気に入った家具を選んで、ユーザーが望む位置に配置するだけです。
https://www.youtube.com/watch?v=-xxOvsyNseY
『IKEA Place』では、リリース当初はソファやアームチェア、テーブルなどのリビングルーム向けのサイズの大きな家具を試すことが可能ですが、今後は様々な家具を追加していく予定です。また、将来発売する予定の家具も、アプリ内で先行的に試すことが可能になるとのことです。
(参考)
VRScout / Ikea Place ARKit App Brings Virtual Furniture Into Your Home(英語)
https://vrscout.com/news/ikea-place-arkit-app-brings-virtual-furniture/
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