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テック 2016.08.29

視線追跡できるVRHMD「FOVE」新規デモゲームや新型デザインをTGSで出展

視線追跡型のVRヘッドマウントディスプレイ「FOVE」を開発するFOVEは、9月15日(木)~18日(日)に幕張メッセにて開催される東京ゲームショー2016(TGS)に参加することを発表しました。

イベント当日は、出展ブース(ブース番号:9-W08)にて、視線追跡技術のゲームへの活用方法に関するプレゼンテーションやFOVE最新情報の発表だけでなく、以下展示を予定しているとのことです。

FOVEデベロッパーズキット版ニューカラーバリエーションの展示

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実際にデモプレイが体験可能なプロトタイプの展示だけでなく、開発者版に関しても、先日サンディエゴで開催されたComic-Conと、カリフォルニアで開催されたSIGGRAPH 2016にて発表されたホワイトカラーバージョンに加え、TGSで初展示となるブラックバージョンのデザインモデルが展示されるとのことです。

視線追跡を生かした新規デモゲーム、3タイトルの展示

視線追跡、瞬き認識などの機能を盛り込んだ3つの新規デモゲームを展示予定です。当日はFOVEプロトタイプ機を用いて、新規デモゲームを体験できるエリアが準備されます。TGSで公開するデモゲームについては以下の通りです。

「ProjectFalcon(プロジェクトファルコン)」

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視線追跡を利用したファーストパーソン・シューティング(一人称視点シューティング)ゲームです。視線追跡技術を用いて、見るだけで素早く敵をロックオンするなど、直感的な操作が可能とのこと。視線追跡技術の使用例として展示されます。

「Judgement(ジャッジメント)」

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表示される選択肢を意識的に選ぶのではなく、プレイ中に注目した物や場所によりストーリーが自然に分岐していく脱出系ゲームです。監禁された状態からスタートし、尋問をくぐり抜けどのようなエンディングになるかはプレーヤーの行動次第。視線追跡を用いた新しいコンテンツ例として展示されます。

「Functions(ファンクションズ)」

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目の動きによるキャラクター操作や、目の開閉による演出変化など、視線追跡技術を活用したミニゲーム集です。目の動作(開閉、注視など)による操作および演出変化の具体例として展示されます。

FOVEは、2015年5月からKickstarterを実施し48万ドルを調達、同時期にサムスンベンチャーズからも出資を受けています。さらに2016年3月にはコロプラVRファンドなどから12.3億円を資金調達。2016年秋には開発者版の出荷を予定しています。


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