MRヘッドセットMagic Leap One向けに、恐竜の骨をMRで組み立てるアプリ「Dinosaur Kit」が配信開始されました。骨の組み立てキットは、これまでもありましたが、実在しない骨を組み立てるMRでは、組み立てた後に恐竜が動き出すなどこれまでの骨の組み立てキットにはない楽しみ方ができます。
2種類のモードが存在
「Dinosaur Kit」は、Magic Leap Oneの開発元Magic Leap社が実施する、クリエイター支援プログラムのサポートを受けて開発されました。プレイヤーは、肉食恐竜ヴェロキラプトルと草食恐竜プロトケラトプスの骨格標本を、操作して組み立てます。
「Dinosaur Kit」には“Simple”と“Complex”の2つの難易度が存在します。Simpleは、イージーモードに相当する難易度で、プレイヤーは(比較的)簡単に骨格標本を完成させることができます。一方Complexでは、各恐竜の骨は非常に小さく分割され、完成させるのに労力を要します。アプリにはセーブ機能が搭載されており、ユーザーは自由なタイミングで中断、再開できます。
骨格標本が完成すると、それぞれの恐竜の生前の姿を再現した3Dモデルが表示されます。3Dモデルの恐竜は、周囲を動き回るほか、プレイヤーのアクションに反応するよう設定されています。3Dモデルの表示中、その恐竜を解説するナレーションが再生されます。
実際に「Dinosaur Kit」を体験した米メディアNext Realityの記者によれば、初期配置設定にやや問題があったこと以外は、とても快適に、かつ楽しくプレイできたとのこと。
2019年9月現在、Magic Leap One本体は開発者版のみのリリースに留まっていますが、各社は実験的なアプリを配信しており、その数は徐々に増えつつあります。2019年9月8日時点では日本では発売されていません。
(参考)Next Reality