海外のMRデバイス開発企業Magic Leap(マジックリープ)は、最大50万ドル(約5,600万円)にも達する巨額の資金提供プログラムをスタートしました。資金提供は、2018年8月に発売されたARヘッドセット「Magic Leap One」に対応するアプリやソフトの製作を行うインディ開発チーム
が対象です。
サポートは資金提供以外にも
Magic Leapの支援プログラム募集ページによると、支援の対象となった場合、2万ドル(約220万円)から最大で50万ドル(約5,600万円)の資金提供に加え、その他豊富な支援が約束されています。
具体的には、モーションキャプチャースタジオの使用許可や会社側からの技術的なレクチャー、マーケティングサポートなどが提供されるとのこと。
また、Magic Leap One クリエイター版本体も提供されます。
Magic Leap以外での販売も可
今回の支援プログラムで開発されたアプリ類については、Magic Leapとの独占販売契約にはならず、知的財産権(IP)はクリエイター側が保持することになります。
クリエイターが望む場合、Magic Leap One以外のARデバイス向けにアプリを販売することも可能となっています。
本プログラムへの応募は、2018年12月15日(米太平洋時間)が締め切りとなっており、最優秀作品は、2019年に行われるMagic Leap主催のクリエイター会議「L.E.A.P. カンファレンス」にて披露されます。
なお、応募に必要な条件などは特に明記されておらず、キャンペーンページには「多様性こそが我々の肝です。すべての人を歓迎し、提案いただいたプロジェクトすべてを精査させていただきます」といった文言が記載されています。
Magic Leapは、これまで主に企業と提携しての開発を進めてきた会社であり、今回のようなインディ規模を対象とした開発支援プログラムを打ち出すのは、これが初となります。
(参考)Road to VR
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