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話題 2023.05.18

スイスのWayRay、自社ARナビ技術をEV「テスラ Model 3」に搭載成功

スイスのAR企業WayRayは、同社のARナビゲーション技術「Deep Reality Display」を、電気自動車「テスラ Model 3」に搭載することに成功したと発表しました。

「Deep Reality Display」は、ARとHUDを組み合わせたシステムで、フロントガラスに進行方向や速度などを表示。他の車や歩行者を認識し、リアルタイムに警告する機能も搭載されています。

エンターテインメント機能も利用可能で、同乗者が遊べるゲームのほか、ドライバーの注意を道路に集中させるためのコンテンツも用意されているとのこと。

「インフォテインメント」として、ユーザーが興味を抱いた情報と、ゲームを融合させるシステムも実装されており、目的地へのルート上に設置された仮想コインを拾ったり、道路上に歌詞が表示されるといったコンテンツが体験できるそうです。

なお「Deep Reality Display」が搭載された「テスラ Model 3」は現在、スイスのチューリッヒにあり、近い将来、アメリカに輸送される予定とのことです。

自動車へのVR/ARの導入は、複数の企業が計画を進めています。特に注目されているのが、ドイツのスタートアップholorideです。

holorideは、「同乗者のVRコンテンツ体験」を開発している企業。同社のコンテンツは、VR内の動きが車の動きに連動するシステムを採用しており、交差点や曲がり角、分岐などで車の進行方向が変わるとコンテンツ内容が変化するのが特長です。

(参考)VRScout

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