スイスのAR企業WayRayは、ナビゲーション用のARHUD(ヘッドアップディスプレイ)のデモ映像を公開しました。映像からは、フロントガラス越しの視界に、ARで、様々な情報が投影される様子が確認できます。
HUDには、同社のDeep Reality Display技術が導入されています。青いラインによって、ドライバーを目的地まで誘導。歩行者の追跡機能も実装され、現在地に近い場所に位置するサービスを提案する仕組みも盛り込まれています。システムは実際の道路で動作しているそうです。
WayRayは、ARHUDは、先進運転支援システム(ADAS)やナビゲーションまで、様々な機能を“パワーアップ”させると説明しています。これらの機能は、ドライバーの注意力を損なうことなく連動して動作するそうです。
自動車へのVR/ARの導入は、複数の企業が計画を進めています。その中でも特に動きがあるのが「同乗者のVRコンテンツ体験」です。スタートアップ企業holorideは先日、ドイツの自動車メーカーアウディの自動車に、VRエンターテイメントシステムを搭載すると発表しました。後部座席に乗る人が、VRヘッドセット「VIVE Flow」で、移動中にVRを楽しめるシステムです。
holorideのVRシステムは、アメリカとヨーロッパの一部(ドイツやイギリスなど)では、2022年秋から利用可能に。欧米のその他の地域や、日本を含むアジア地域では2023年から展開が開始される予定です。
(参考)VRScout
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