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活用事例 2017.09.15

VR/AR/MRを活用したソリューションとは?クマのコンサルなど、展示会に14社集結

9月8日に、DBJキャピタル株式会社とMogura VRはビジネス向けのVR/AR/MR体験イベント「VR/AR/MR ビジネスEXPO」を開催しました。日本マイクロソフトやKDDI、ローランド・ベルガーなどVR/AR/MRを使ったソリューションを提供する企業など計14社の企業が出展し、サービス・コンテンツの体験の展示を行いました。

会場は200名以上の来場者が訪れ、大盛況のイベントとなりました。本記事では、いくつかの展示をピックアップしてレポートします。

出展企業一覧と紹介はこちら
「VR/AR/MRビジネスEXPO」注目14社のソリューションを体験 出展社紹介
第1回:DVERSE Inc.、株式会社アルファコード、株式会社Synamon、株式会社ローランド・ベルガー & 株式会社XVI
第2回:日本マイクロソフト、ホロラボ、ネクストスケープ
第3回:KDDI・GREE・eje・ダブルエムエンタテインメント
第4回 :積木製作、カヤック、FOVE

スマートコンストラクション

面白法人カヤックと株式会社小松製作所(コマツ)の提供するICTソリューション「スマートコンストラクション」プロジェクトの一環として開発されたプロトタイプアプリです。

このアプリではAR技術である「Tango」を使用しており、施工中の地形に対して完成設計面の3DモデルをARで合成し施工状況を実際の現実に重ねて確認しながら、施工を行うことができるほか、地形の形状をスキャンして、AR内で形掘削や盛土を試すことができます。

展示では段ボールでできた地形の掘削、盛土のデモを行っていました。

OTO BLOCK

面白法人カヤックで展示されていた音楽制作のためのVRアプリケーションです。このアプリケーションは、まるで絵を描くように直観的に作曲が可能で、空間に音を配置して演奏できます。

ドラムセットをパレットから取り出し、ドラムスティックを実際に持って演奏するだけでなく、空中に線を引き、線の上にドラムを配置することで自動演奏が可能となっています。

ドラム以外にもシンセサイザーや、自分の声を録音し配置することができます。シンセサイザーは音同士を右手と左手に持ち、合体させることで和音を作ることも可能です。

安全体感VRトレーニング

『安全体感VRトレーニング』は、積木製作株式会社が出展。建設現場での危機感を再度確認し、安全を確認するためのVRアプリケーションです。


ヘッドセットを付けると高所に移動し、足場の設置作業をすることになります。


その後、下から他の作業員の声が聞こえてくるのでそちらに移動すると、なんと墜落してしまいます。

墜落後は自分がどのような墜落をしたのかをリプレイで振り返ることができ、安全に対する意識を高めることができるようなコンテンツになっています。

実際に建設現場などで使用されている仮設足場を再現しその上での体験となるだけでなく、扇風機を使い風を送っているため、実在感、没入感はとても高く、墜落する際の恐怖をよりリアルに感じられます。

VRコンサルティング

企業のコンサルティングを手がける株式会社ローランド・ベルガーとVRコンテンツ制作を手がけるXVI株式会社によるデモでは『VRコンサルティング』と題して、360度カメラRICOH RとOculus Riftを使用したVR遠隔会議システムを展示していました。


また、このシステムを使いコンサルタントが、イベント会場でVRやARの導入を検討している企業への「即席コンサル」を実施するという『VRコンサルティング』。


また時間限定で、ローランドベルガー代表取締役社長である長島聡氏が会場にVRで参加し「遠隔コンサル」を行っていました。

実際に利用すると、初めて会う人でも緊張感なく話せるほか、その場で話しているという感覚が得られるため、今後遠隔会議システムとして発展が期待できるものでした。


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