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話題 2019.06.22

全身リアルなCG 米国で新たなバーチャル女性モデルがデビュー

2019年6月20日、ロサンゼルスのスタートアップSpark CGiが、バーチャル女性モデルDaisy Paige(デイジー・ペイジ)の“デビュー”を発表しました。彼女は3DCGIで制作された、実際のモデルを持たない架空の女性です。活動開始の準備も進行中で、同社によるとすでに芸能事務所Lipps LAと独占契約を締結したとのこと。

リル・ミケーラとの違いを強調

デイジー・ペイジは、海外で流行しつつあるバーチャルインフルエンサーに相当する存在です。バーチャルインフルエンサーとは、影響力や発信力のある人物(インフルエンサー)をバーチャルキャラクターとして人工的に作り上げる試みです。

バーチャルインフルエンサーのなかでも特に知名度が高いのが、インスタグラムのフォロワー数約160万人(2019年6月現在)を誇る、リル・ミケーラです。彼女は「プラダ」のモデル業などを行うほか、Youtubeなどで音楽活動も実施。広い支持を集めています

Spark CGiは、デイジー・ペイジはリル・ミケーラとは別物である、と強調しています。同社は、デイジー・ペイジは、着ている服を含むすべてが3DCGで制作されていると説明。CGと実際の人間を組み合わせるタイプのバーチャルインフルエンサーと比較して、マーケティングの際などに、より柔軟に活動できると解説しています。

関係者のコメント

デイジー・ペイジのデビューについて、Lipps LAの創業者で社長のScott Lipps氏は以下のようにコメントしています。

我々は、Spark CGiと提携することによって、CGI女性モデル(デイジー・ペイジ)を活用し、デジタルスペース上でファッションと(先端)技術を、いち早く融合できたことを心から嬉しく思います。

このようなテクノロジーは、まだまだ発展段階のものであり、今後どのように発展していくのか、一同楽しみにしております。

(参考)Cision


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