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活用事例 2017.08.01

カバー、約3,000万円の資金調達を実施 AR対応バーチャルライブ配信を提供予定

カバー株式会社は、みずほキャピタル株式会社、TLMが運営するファンドおよび個人投資家を引き受け先とする総額約3,000万円の資金調達の実施を発表しました。

同社は、この資金調達により、アニメやゲームを展開する企業がファン向けに3Dキャラクターを使ったインタラクティブな番組を生放送できる、AR対応のバーチャルライブ配信サービスを近日中に提供予定とのことです。

https://www.youtube.com/watch?v=LdaQJy7lljs

本サービスにおいて、配信者は専用のアプリケーションで3Dキャラクターを操作して番組を放送、VRデバイス「HTC Vive」などを用いて動作を簡易的にモーションキャプチャーで読み込んで生放送を行います。キャラクターを3D化していない企業には、3Dモデルの制作対応も行うとのことです。

サービスの特徴

VRデバイスでキャラクターを自由に操れる

https://www.youtube.com/watch?v=LLDoyVrdihg

VRデバイスを使い3Dキャラクターの体の動きや顔の向き、表情と唇の動き、手や指の動きを操作することができます。まるで見ているキャラクターが生きているかのように感じさせることが可能です。

3Dスタジオで様々な番組の配信ができる

https://www.youtube.com/watch?v=0TthNej4pfc

写真表示や音楽再生、3Dペイントなどの機能を活用して、トークや歌、ダンスなどさまざまな番組の配信を行えます。

スマートフォンで視聴可能、視点を自由自在に変更できる

https://www.youtube.com/watch?v=L3DSuAEl-Qk

視聴者向けスマートフォンアプリは、VRデバイスを必要とせずスマートフォンのみで視聴を楽しめます。また、一般的なライブ配信サービスとは違い、3DCG映像として番組が配信されるため、視点を自由自在に変更できます。

また、コメント機能やギフト機能を使って、配信者とインタラクティブにコミュニケーションを取ることができます。

AR視聴、AR動画・写真撮影に対応

https://www.youtube.com/watch?v=hPfCb7AWCQs

視聴者向けアプリでは、ライブ配信時に「ARモード」でキャラクターだけを自分がいる場所に呼び出して表示できます。また、ライブ配信とは別に撮影モードを用意、キャラクターが踊ったり、手を振ってくれる映像を呼び出して、ARでの動画撮影や写真撮影を楽しめます。

同アプリは、アップル社の今秋に正式リリース予定のiOS11のAR機能「ARKit」に対応したものを提供するとのことです。

サービスの予定

配信者向けのアプリのα版提供を8月より開始し、同社が制作した番組のYouTubeやニコニコ生放送のチャンネル内での配信を行っていきます。また、企業向けの番組配信にも随時対応。

視聴者向けのアプリに関しては、9月より正式サービスを開始し、自由視点での視聴や配信者とのコミュニケーション、AR機能の利用ができる予定とのことです。

なおMogura VRでは、同社CTOの福田一行(@ikko)氏がSNSに投稿し話題となっていたARKitを活用した試みを取材しています。

福田氏によると、上記投稿は同社で開発中のバーチャルキャラクターによる配信システム「Cover」の検証であり、ARKitのテストデモとしての動画公開とのこと。こちらの検証でARKitを採用した点については、グーグル社のARプラットフォーム「Tango」と比べ、特定のデバイスに依存せず屋外でも活用しやすいという部分にあるとのことでした。

(参考)
株式会社カバー リリース
http://cover-corp.com/2017/08/01/seed-finance/


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